防災ポーチはいつものバッグの中に
災害の備えには状況によって4つの段階があり、それぞれ役割が異なります。
まずは、平時から持ち歩く「0次」の防災ポーチ。外出中に被災したとき、安全に自宅や避難場所へ移動する際に必要となるものを入れておきます。
次に、緊急時にすぐに持ち出せるように用意しておくのが「防災リュック」。これが「1次」の備えで、当面の命をつなぐ必要最小限のものをまとめ、基本的に1人1つ用意をします。
そして、身の安全が確認でき、支援物資が届くまでの生活をつなぐのが「2次」、長引く被災生活を少しでも快適に過ごすための備えが「3次」となります。
「準備した防災リュックが役立たなかった」「避難所には十分な備えがあると思っていた」という声もあります。命を守るため、被災生活を快適に過ごすためにも、必要なものをしっかり準備しましょう。
『地震に強い収納のきほん』(扶桑社刊)では、キッチンや寝室などの防災収納法を紹介しています。ほかにも、防災リュックのつくり方やローリングストックのコツ、防災アイテムリストなど、気になる防災情報をまるっと掲載。ぜひチェックしてくださいね。
※ 本書に記載されている内容は著者の見解であり、2025年時点の情報に基づいています。実施する際は、ご自身の判断の上で行ってください。
