暑い日々が続き、火を使って料理をするのもおっくうという方もいるのではないでしょうか。68歳でYouTubeチャンネルを開設し、シニア暮らしの日常を配信するもののはずみさんもそのひとり。今回は、そんなときに大助かりのスーパーのお総菜を活用したごはんづくりアイデアと、もののはずみさんが実践しているおうちごはんの楽しみ方を、『70代をとびきり楽しむ! - 体とお財布をいたわりながら毎日をハッピーに過ごす37のアイデア -』(ワニブックス)より抜粋してご紹介します。

もののはずみさん
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スーパーの総菜をアレンジし、背徳感ゼロのおかずに

夏の暑さがこたえて、台所に立つのがしんどい日があります。火を使う料理はできるだけ避けたいし、いちからおかずを考えるのも面倒くさい。そんなとき、スーパーの総菜を重宝しています。

小さなパックや袋入りの食べきりサイズなので、初めてでもチャレンジしやすいのがいいですね。具材をプラスしたり、味つけを変えたりして、わが家流にアレンジします。そのまま食べてもいいのですが、ちょっと手を加えることで、なんとなく罪悪感が薄れる気がします。

たとえばナムルは、大豆モヤシ、大根、コマツナ、ゼンマイ、キクラゲなど野菜の種類が豊富。豆腐、ゴマ、みそでつくったあえ衣であえると、栄養たっぷりの白あえになります。

スーパー総菜アレンジレシピ

また、キンピラゴボウは、卵液にチーズと混ぜて卵焼きに。食べごたえ十分、コクのある洋風卵焼きがあっという間にでき上がります。キンピラがのどにつかえるようなら、ザクザク切っておくとよいです。ケーキのように放射線状にカットして盛りつけると、いつもと違う雰囲気に。

グリーンサラダがものたりないな、というときは、ヒジキの煮物を使います。味つけが濃いめなので、ベビーリーフや水菜など、フレッシュな野菜を合わせるとちょうどよく、野菜をモリモリ食べられます。カサ増しにもなって都合よし。

ほかにも、いちからつくると案外手間のかかるポテトサラダをよく買います。キュウリをスライスして塩でもんで混ぜるだけ。シャキシャキと歯ごたえがよく、鮮やかなグリーンは食欲をそそります。

●アレンジテク1:ヒジキと水菜のサラダ

ボウルにヒジキの煮物85g、ベビーリーフ1/3袋(10g)を入れ、ゴマ油小さじ1/2、塩少々を加えてざっくりと混ぜます。

●アレンジテク2:ナムルの白あえ

ナムル125g は汁けを絞り、豆腐200g は水けをしっかりきってから、すり鉢であたります。すりゴマ大さじ1、ゴマ油、白みそ(またはみそ)各小さじ1、薄口しょうゆ小さじ1/2、砂糖ひとつまみを入れて混ぜ、ナムルをあえます。

●アレンジテク3:キンピラゴボウの洋風卵焼き

卵液(3個分)に、キンピラゴボウ85g、とろけるチーズ30g を入れて混ぜます。サラダ油を熱したフライパンに流し入れてフタをし、裏返して両面を焼きます。放射線状にカットし、皿に盛ればでき上がり。