血液サラサラにしたいなら「みそ汁」が最強
栗原先生は、血液をサラサラにしたい人にはみそ汁がおすすめだと提唱します。
「おすすめな理由は、みそは善玉菌を増やす働きのある乳酸菌と麹菌が豊富であるほか、古くからの日本の食文化である和食の食習慣も挙げられます。和食特有のだしによるうま味成分や、汁物からいただくといったマナーが早食いを防いだり、ストレス解消につながり、血液サラサラに効果的です。
さらに、血液サラサラみそ汁のベースとなるみそ玉は、みそ自身の成分に加えて、血液をきれいにする成分を多く含んだ食材を組み合わせています。どれも手軽につくれて、おいしく、毎日食べても飽きないメニューばかり。毎日1杯のみそ汁を飲むことで、食事を楽しみながら血液サラサラを目指してほしいです」
●みそ汁で血液サラサラになる3つの理由
(1)ほっと落ち着き、早食いを防げる
汁物を飲むときは、汁と具を一緒に食べず、箸で具を押さえて汁を飲み、具は改めて箸でつまむのが正しいマナー。正しいマナーで食べれば、早食いを防ぐことができます。
また、温かいみそ汁を飲むと、体のうちから温まるようにほっと落ち着きますが、一瞬、気持ちが穏やかになって、ストレスの解消にもつながります。
(2)一口目にみそ汁を飲んで血糖値の急上昇を防ぐ
食事のマナーとして、「汁物からいただく」と教わったことはないでしょうか? 主菜など味の濃いものから食べると繊細な味つけがわからなくなるため、主菜は後まわしにして、汁物からいただくという考え方です。
また、水分の多いみそ汁を飲んで、まず空腹状態を脱することも重要。次に野菜などの食物繊維が豊富なおかず、主菜、ご飯などの炭水化物と、食べる順番を意識することで食後の血糖値の急上昇を防ぐことができます。
(3)だしのうま味成分で食欲がなくても食べられる
だしのうま味には、食欲を増進させる効果も。食欲がないときや、食が細い人でも無理をせずに食べることができます。
血液サラサラみそ汁では、みそ玉の材料に入っているかつお節粉末や昆布粉末から、だしのうま味成分をしっかり味わうことができます。
※ この記事は、『まいにち血液サラサラみそ汁』(扶桑社刊)より一部を抜粋し、再編集しています