老化を進ませる4つの原因とは?
すべての画像を見る(全10枚)いつまでも若々しい人と実年齢以上に老けて見える人には、どんな違いがあるのでしょうか? 消化器内科医の工藤あき先生に、老化を進ませてしまう4つの原因を教えてもらいました。
●1:酸化
酸化はたとえるならサビ。体に取り込まれた酸素の一部は活性酸素となり、細胞を劣化させる原因に。ストレスや激しい運動は酸化を招くことも。
●2:代謝の低下
加齢により代謝が低下。細胞の生まれ変わりのサイクル「ターンオーバー」が乱れ、体調が思わしくなくなったり、見た目も老けたりします。
●3:胃腸の不調
胃腸が不調だと栄養素を効率よく取り込めず、細胞の生まれ変わりに悪影響が。またストレスにより腸内環境が悪化するのもよくありません。
●4:糖化
糖化はたとえるならコゲ。糖質をとりすぎると血糖値が上がり、糖と体内のタンパク質と結合して「AGEs」という老化物質に変化します。
食事はゆっくり&腹七分目
食事はゆっくりよくかんで、腹七分目をキープ。
「よくかむと唾液中の酵素が消化を助けます。また、血糖値の急上昇と糖化を防ぐ意味からも早食いは避け、炭水化物は控えめに」(工藤先生)
●タンパク質や抗酸化作用のある食材をとる
筋肉維持にはタンパク質は欠かさずに。ただし過剰摂取は腸内環境の悪化につながるので要注意。また、抗酸化物質(ビタミンA・C・E)を含む野菜などもバランスよく摂取を。
※ 記事の初出は2024年11月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。