「節約しているつもりなのに、なぜかお金が残らない…」そんな悩みを抱えていませんか? これは、ファイナンシャルプランナーであり、片付けのプロでもある下村志保美さんが、片付けの現場でお客様と向き合うなかでよく耳にする言葉だといいます。じつは、お金が貯まらない原因は、収入や節約への意識だけではありません。下村さんによると、家の中での「確認不足」が、気づかないうちに出費を増やしているケースが多いのだそう。そこで今回は、「お金が貯まりにくい家」に共通する意外な原因と、今日からすぐにできる見直しポイントを紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)お金が貯まる家と貯まらない家の「決定的な違い」
お金が貯まる家には、ある共通点があります。それは、なにかが必要になったとき、買う前に必ず確認する「場所」が決まっていること。
一方で、お金が貯まりにくい家では、こんなことが起きがちです。
・在庫がどこにあるのか分からない
・同じものを何度も買ってしまう
・使いきる前に、次を買ってしまう
これは、意識的な浪費ではありません。「もっているかどうかを把握できていない」だけなのです。
たとえば、洗剤やラップ、調味料。「そろそろきれそう」と思って買ったのに、帰宅して収納をあけたら、同じものがまだ残っていた…そんな経験はありませんか?
お金が貯まりにくい家では、
・ストックがあちこちに分散している
・収納の奥にしまい込まれている
・どこを見れば在庫が分かるのか決まっていない
こうした状態が重なると、「確認するより、買ったほうが早い」という行動につながってしまいます。
お金が貯まる家は「確認場所」が1つに集約されている
一方で、お金が貯まる家では、「洗剤はここで、日用品の予備はここ」と、「確認する場所」がはっきり決まっています。
数を細かく覚えていなくても、その場所を見れば「ある・ない」がすぐに分かる状態です。
その結果、
・ダブり買いをしない
・まとめ買いに頼らない
・使いきってから次を買う
という行動が、無理なく自然にできています。
ここで、よくある誤解があります。「収納を整えないと、家計は改善しない」という考えです。
実際は、その逆。収納を増やしたり整えたりする前にやるべきなのは、「確認する場所」を決めることです。見えない収納を増やすほど、把握できないものが増え、結果的に出費も増えてしまいます。


