これまで海外7か国に住み、海外事情や異国文化に関する執筆も多いイギリス在住のライター、ボッティング大田朋子さん。
イギリスの家庭では、洗剤の代わりに「お酢」を活用しているそう。電子レンジやキッチンの汚れを始め、家じゅうで使っているというボッティングさんに、具体的な活用法を教えていただきました。
どの家庭にもある酢で!?イギリスに根づくお掃除術
最近わが家で大活躍している、お酢を使った掃除術を3つを紹介したいと思います。
●電子レンジの汚れがお酢でキレイに!
すべての画像を見る(全4枚)1つめは、電子レンジのお掃除! お椀にお酢を入れて、5分間チンするだけと超簡単。スチームが出たあとにサッと布でふくだけなんですが、驚くほど汚れが落ちるんです。
これは、イギリスに住み始めてから教えてもらったのですが、その威力にびっくり! 簡単なのにすごくキレイになります。
お椀にはレモンを数滴垂らすと、清々しい香りが立ってさらにグッドです。
温めたレモン酢液は、トースターや炊飯器といった電子レンジ回りのキッチン用品の掃除にも使えます。加熱後は熱くなっているのでご注意ください。
※電子レンジで液体を温めると、温め過ぎて突沸(急激な沸騰)が発生することがあります。様子を見ながら加熱し、電子レンジから離れることは避けてください
●洗濯物の匂い消しに、柔軟剤としてお酢が使えます
2つめは、洗濯物の匂いが気になるときに使える方法。
洗濯機を回すとき、普通の洗剤に、1カップの酢と半カップの重曹を加えるだけ。これで、気になっていた匂いが見事になくなります。お酢は柔軟剤にもなるそうです。
イギリスでも香りのよい洗剤や柔軟剤は売られていますが、ナチュラルでお財布にも優しいお酢を使って仕上げるのがいいなあと思います。
●マルチな場面で使えるお酢スプレー
3つめは、お酢と水を混ぜたスプレーです。これは窓ふきにも床掃除にも台所の排水溝のぬめり取りにも、マルチな場面で使える万能なスプレーです。
シュッとふりかけてぞうきんでふき取るだけで、キレイになる優れものです。
お酢と水の分量は1:1が基本ですが、うちは匂いがあまりきつくないようにとお酢1に対して水が1.5~2と、水多めでつくっています。
わが家ではさらに、アロマオイルを垂らしたりローズマリーやレモンを少し入れるなどして、香りをつけて使っています。毎日食卓で大活躍!
片づけのときに、娘がお酢スプレーをシュッとしてふきんでふき取ってくれるのですが、いい香りが漂います。
※作業を始める前には、小さな箇所で試してみて、不具合がないか確認をしてから本格的な作業を行いましょう。
また今回ご紹介した方法はイギリスで行われていることであり、日本の環境に必ずしも合うとは限りませんのでご注意ください。