●第3回:佐々木智子さん 2015年頃の家事はスピードより“ゆるさ”が求められた
すべての画像を見る(全8枚)佐々木編集長は、扶桑社でファッション誌の編集長、ESSE副編集長などを経て、ESSE編集長に就任。
「当時の私は、子育て真っただ中。中学生の娘のために毎朝お弁当をつくって、会社に来ていました。そのときの副編集長の女性も同じように中学生の子どもがいて、似たような境遇。主婦業も仕事も目が回るほど忙しくて、“時短”は自分たちにとってもものすごくリアルなテーマだったのです」
ESSE読者も、以前とは違い、働く女性が年々増えていました。
「3分家事、2品弁当、3素材鍋、フライパンでおせち、考えない家事、開き直りの収納など、とにかく家事をラクにする特集をたくさん組みました」
「“疲れない”とか“ゆる”といった言葉もよく使いましたね。家族のために、ちゃんとやってあげたいという気持ちを抱えながらも、忙しくて大変という状況は切実。がんばっている人に、“そんなにがんばらなくていいよ”というメッセージを送りたかったのです。それは、自分自身へのメッセージでもあったかもしれません」
●第4回:尾崎真佐子さん 忙しい中でもていねいに暮らす提案がESSEの役割
尾崎編集長は生活情報誌『サンキュ!』(ベネッセ刊)編集長、レシピサイト『クックパッド』広報部部長、扶桑社書籍ムック編集長などを経て、『ESSE』編集長に就任しました。
尾崎編集長になってすぐ、ESSEは再び誌面を一新。表紙をはじめ、中のページのデザインも変え、若々しいイメージに。
「それまでのESSEは、シンプルで統一感があり、どちらかといえば大人っぽくおしゃれな雰囲気のデザインでした。センスのよさを感じる誌面だったけれど、私は逆ににぎやかで元気のある雑誌にしたかった。特集ごとにデザインのイメージはそれぞれ違っても、いろんな内容が盛りだくさんな感じ。毎日の暮らしに、明るさや楽しさを伝えたいと思って、誌面づくりをしています」
2020年の6月号では、木村拓哉さんが男性として初めて表紙に登場。
「ESSE初! をやりたくて(笑)。男性を表紙にするのはどうだろうと考えたとき、木村拓哉さんしかいない! と思いました。また、これまでのESSEの伝統に縛られず、吉田羊さん、綾瀬はるかさんなど、未婚の方も積極的に登場していただきました。主婦向けというより、男女関わらず、生活している人すべてに向けて発信したい、垣根をつくりたくないという気持ちからです」
●ESSE40周年記念・11月号が発売!
ESSE40周年記念特別号となるESSE11月号が本日、10月1日発売。
表紙には木村拓哉さんが再登場! しかも、今回はW表紙で、蛯原友里さんがESSEに初登場。お二人の素顔に迫ります。
豪華52ページの別冊付録は「山本ゆりさんの手間なしおかず&リュウジさんの缶詰メシ」、特別付録は「カフェレシピカレンダー2022」。
「世界でいちばんおうちが好き」、「食費が減る冷蔵庫&買い物術」「1日1分寝落ちヨガ」など、今日からすぐ役に立つ、元気が出る企画が満載です。ぜひ書店やネット書店でチェックしてみてください!