「家が狭い」と感じるときこそ、小さな家の魅力に目を向けてみませんか。35平米の賃貸マンションで夫婦ふたり暮らしの村上はなさん(31歳)は、小さい家ならではのメリットを感じているそうです。「狭いけれど、ちょうどいい」暮らしの魅力を、リアルな視点で語ります。

リビング
1LDK、35平米の家のリビング。ものを厳選しています
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1:冷暖房がよく効く

エアコン1台で快適
エアコン1台で家全体が快適な温度に

わが家にエアコンは2台ありますが、主に使っているのは1台だけです。エアコンからの冷気をサーキュレーターでうまく循環させれば、エアコン1台で十分涼しく過ごせます。その結果、電気代の節約にもつながっていると感じます。猛暑の日々でも快適です。

夏でも冬でもエアコン1台で快適な温度を保てることができるのは、狭い家ならではのメリットだと思います。

2:掃除がすぐ終わり、週末のゆったり時間が増えた

小型のロボット掃除機
小型のロボット掃除機を愛用しています

家が小さいと床面積が少ないので、掃除がすぐ終わります。平日の床掃除は、小型のロボット掃除機に任せています。週末には、水ぶきをしてもらっています。

また、家の広さに合わせて大型家具を手放したので、週1回の掃除ですみずみまで手が行き届くようになりました。掃除は夫と協力し、40分で終わります。

家が小さいと置ける家具に限りがありますが、逆にものを手放すことで掃除がラクになります。家具を最小限にすれば、掃除も最小限ですみます。

3:探しものの時間が減って、心も軽やかに

収納が一目でわかる
収納の中身も把握しやすいです

家が小さいと、もてるアイテム数が限られます。結婚を機に実家から35平米の家へ引っ越しましたが、服は100着以上、靴は20足以上、手放しました。そのほか細々とした雑貨類やガジェット類など、もっているすべてのものを見直しました。

おかげで、探しものが減りました。どこに・なにが・どのくらいあるかまで把握できるようになり、暮らしに対するモヤモヤが減りました。また、夫も場所を把握してくれているので、「あれはどこ?」と聞かれることがなくなりました。