朝の家事をやめて感じた「最高のメリット」

パソコンに向かう中道あんさん
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実際に夜の家事ルーティンを始めてみると、電気代以上に大きな恩恵がありました。それは「朝の時間が有意義にすごせる」ということ。

夜家事を習慣にしてから、朝起きたときに「あれ? 私、朝からなにもしなくていいやん」と実感。なにかの競技に余裕で勝てたときのような、ちょっとした「勝ち誇った気もち」になっています。

起きた瞬間から洗濯は終わっていて、床もピカピカ、キッチンもすっきり片付いている。

「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と追われるように考える必要がありません。そのため、朝いちばんにパソコンを開いたときも、仕事のスイッチがスッと自然に入ります。

私は一日のうちで朝がいちばん元気です。その貴重なエネルギーを「やらなきゃいけないこと」で消費せず、「やりたいこと」に使い始められる。

「やるべきこと」から解放される心地よさは、想像以上のものでした。

「家事は朝するもの」という思い込みを手放したら

現在、私が夜に行っている家事は「キッチンの片付け」「トイレ掃除」「洗濯」「掃除」の4つ。暮らしのリズムを少し変えたことで、心地よい変化が生まれました。

こうなると、もっと早く「夜の家事」を定着されておけばよかった、とすら感じます。そもそも、「家事は朝にするもの」とだれが決めたんでしょうか。

新米主婦だったころ、親から「夜に洗濯物を干したら体に悪い」と何度もいわれていました。そのため、私の中には「洗濯は朝にして、昼間に干すもの」という感覚が無意識にしみついていたのです。

「家事は女性がするもの」が当たり前だった私が20代の頃から、夫の朝食とお弁当をつくり、洗濯物を干して一緒に出勤する日々を何十年も続けてきました。歯を磨くのと同じように、もはや「選んでやっている」感覚すらありませんでした。

育児が落ち着き、会社勤めを本格的に再開したあとも、時間に追われながらベランダに干し、急な雨でぐしょ濡れになった洗濯物を見て敗北感を味わう。そんなことを何度も繰り返してきました。

しかし、室内干しができる今の住まいでは、雨に濡れる心配もありません。お日様には当てられなくても、窓を開けて風をとおせば十分乾きます。

何十年も「当たり前」だと思い込んでいた習慣も、暮らしのステージや環境が変われば、柔軟に変えてしまってよかったのです。

最初は節約目的で始めた「夜家事」でしたが、いちばんトクをしたのは、自由で軽やかな時間を手に入れた「朝の私」でした。