3:料理の幅が広がった

野菜と果物
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新しい場所に身を置いたことで、地域の方々との温かい交流も増えました。

家庭菜園を始めたことに加え、近所の農家さんから「余ったから」「傷があるから」と、レジ袋いっぱいの野菜や果物をいただく機会も増えたのです。

都会でのひとり暮らしでは、キュウリ1本や、その日に食べきれる分の果物を買う暮らし。最初はいただく量の多さに「どうやって食べよう!」とうれしい悲鳴をあげていました。

でも、そのおかげで料理の幅がぐんと広がりました。

ネットでレシピを調べて大量の野菜でキムチを漬けたり、傷のある果物でコンポートをつくったり。ただ食べるだけでなく、「食材に手間をかける時間そのもの」が愛おしく、楽しくなってきました。

「60代からでも、まだまだ料理の腕が上がるかもしれない」と思うと、なんだかワクワクしてきます。

ご近所さん手づくりの漬物をいただくこともあります。スーパーのものとはひと味違う、どこかほっとする優しい味は、食いしん坊の私にとって何よりのごちそうです。

「変わろう」と肩肘をはらなくても、環境が変われば毎日の選択は少しずつ変わるもの。移住という新しい一歩が、人生後半戦をより豊かで味わい深いものにしてくれています。