デザイナー・人形作家・ヤカンコレクターとして幅広く活動する粟辻早重さん(90代)。現在はひとり暮らしですが、冷蔵庫には野菜やお肉が常にたっぷり。大好きなすき焼きも、おいしく食べるために小さな鉄鍋でつくっているのだとか。そんな粟辻さんの「幸せな食習慣と冷蔵庫の中身」を紹介します。
※ この記事は『92歳、好き放題で幸せづくし』(KADOKAWA刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています
すべての画像を見る(全3枚)ひとり分でも、食べきれる量より多めにつくる
献立にもよりますが、ひとりで食べるときの食事は、あえて多めにつくることがあります。たとえば、私の好きな「すき焼き」。実際に食べる量に合わせたら、お肉1~2枚とお豆腐2切れ、タマネギがちょっぴり…なんてことになります。
せっかくだからグツグツいっているお鍋から食べたいのに、中身がスカスカだったらなんだかさびしい。だから、お鍋のサイズに合わせてお肉も野菜もしっかり入れて、おいしそうに見える量でつくります。食べきれなかった分は、保存容器に移して冷蔵庫へ。卵とじなどにリメイクして、翌日のお昼ごはんにいただきます。
●「ああ、おいしかった」と幸せな気分になれる
さすがに家族と暮らしていた頃ほどは手をかけませんが、せっかくならおいしく食べたい、という気持ちは変わりません。また、食費をそれほど気にかけなくてよいことは、ひとり暮らしのメリットです。
私ひとりが食べる量なんてたかが知れているので、ちょっといいお肉を買っても、それほどお財布に響くことはないんです。1日3回、ひとり分の食事をつくるのは効率的とはいえません。たとえばカレーなら、レトルト食品を利用すれば時間がかからないし、洗いものの手間も省けますよね。
それでも自分でつくるのは、せっかくならおいしく食べたいからです。料理にかけた時間や手間がムダになることはないと思っています。だって結局、自分が食べて、自分が「ああ、おいしかった」と幸せな気分になれるんですから。

