お互いの「できない」「やるべき」を見直す

街中で座って休む男性
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私のフランス人の年上の親友は、とてもすてきな夫婦関係を保っています。彼女は外国語に堪能で料理もうまく、気が利いて細かい作業が得意。彼は大工仕事がプロ並みで、税務上の手続きや法律にも詳しい。2人はお互いの得意分野を担当して仲よく暮らしていました。

ですが、退職して家にいるようになり、体調不良や病気などをするように。すると、若いときに分業していたやり方では暮らしに支障が出るようになってきたそう。

そんなときに、彼女からこんなことを聞きました。「自分がどんなに料理が得意でも彼がひとりでいるときのために料理を教えるべきだし、彼がいないときに私がひとりで釘を打ったり、庭の手入れの機械が使えるように教えてもらうべきだと思った」、と。

若いときは相手の存在に100%頼ることができても、歳を重ねると100%相手に依存するのはリスクがある場合も。暮らしに必要な技術はお互いにカバーし合えるようになるというのも思いやりなのですね。

2人が向き合って、よい時間を過ごせるように

何十年も一緒にいる夫婦には話題がないというのは、フランスでは少ない気がします。夫婦はなにかしらおしゃべりしている。長いつき合いの人生の相棒と、外の世界に興味をもちながら2人の時間を楽しめるようになりたいと思います。