いつか訪れる「遺品整理」。スムーズに進められるかどうかは、「今の自分にかかっている」と整理収納アドバイザーの小西紗代さんはいいます。今回、小西さん自身が生前整理を考えるきっかけになったエピソードとあわせて、生前整理のコツを詳しく教えてもらいました。

※ この記事は『持つのは「今、必要なもの」だけ。:無理なくキレイが続く、本当の整理収納術』(三笠書房刊)を一部抜粋・再構成して作成しています。

ものが多い室内
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デジタル化を味方にして「ものを減らす」

「ものを減らす」ためには、デジタル化も有効な手段です。

まずは「紙類」。私は、書類は一部の例外を除き基本、すべてスキャンしてデータ化。現物は処分しますから、書類の山はできません。私が愛用しているのは、PFUの「ScanSnap iX2500」というスキャナーです。

みなさんは、DVDプレーヤー、CDプレーヤーを現在も使っていますか? 使っているという人もいれば、もう使っていないけれど、なんとなく手放せずもっているという人もいるかもしれません。

私も昔は、もちろん生活必需品でした。しかし、今の時代は映画も音楽も配信サービスが主流です。定額制で見放題、聞き放題の「サブスクリプションサービス」も当たり前になり、利用している人は多いと思います。このサービスを利用すれば、CDプレーヤー、DVDプレーヤーは必要ないし、CDもDVDも増えることはありません。

本や雑誌もそう。電子書籍でも出版されているものがほとんどで、本をいくら買っても、部屋の空間をまったく費やさない、ということが可能な時代です。

音楽、映画が趣味で、CD、DVD、あるいはレコードで鑑賞したい、というこだわりがある人もいるかもしれません。本も紙の方が、読みやすいという人も。

これらは趣味嗜好の問題もあるので、配信やデジタルがいいかは人それぞれですが、ただ「整理」の観点からいえば、これほどものを快適に、ラクに、大幅に減らせるものはありません。