53歳でスペインに単身留学し、その後も帰国せずに異国での暮らしを続けているRitaさん(56歳)。自由な反面、心身の不調をだれかに気づかれることもない海外でのひとり暮らしだからこそ「今からでも、自分を整えてみようと思うようになった」と語ります。そんなRitaさんが実践している、1日を心地よく暮らすためのルーティンについてお聞きしました。

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自分を労わる1日のルーティンとは?
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朝は「スイッチを入れる」時間。ベットメイキングは二度寝防止にも

海外の朝

まずは「起きたらすぐベッドメイキング」がルール。シーツを整えて、枕をふんわり整えるだけで、二度寝好きな私でも「もう一度横になろうかな…」という気持ちがスーッと消えていきます。小さなやる気のスイッチ、ここで1つ目をオン。

そのあとに飲むのが、温かい白湯。「体にいい」と聞いたことはあっても、今までは興味がありませんでした。

でも、あらためて取り入れてみたら、体がじわっと目覚めていくのを感じました。背筋を伸ばしてゆっくり飲むと、自然と心まで整っていきます。

洗顔をすませたら、朝ヨガを5分。ネットで見つけた簡単なストレッチをいくつか。全身が心地よく伸びるもの、体がポカポカするような動きが中心です。寝ている間に固まった体がほぐれて、「よし、今日も始めよう」という気持ちにきり替わっていきます。

朝食はフルーツや野菜、シリアルなどでシンプルに

サラダとシリアルの朝食

朝食は、冷蔵庫にあるフルーツや野菜を使って、気負わずシンプルに。ヨーグルトやシリアルを添えたり、気分に合わせていろいろと楽しんでいます。

じつはスムージーも大好きなのですが、今の生活に合う小さめのミキサーを探しているところ。「これだ!」というものが見つかったら、また朝の楽しみが1つ増えそうです。

そして、ちょっと行儀が悪いかもしれませんが…朝食中に「顔ヨガ」も。気になる部分を軽くつまんだり、頬をくるくるマッサージしたりするだけで、顔全体がふんわりゆるんで、表情まで明るくなる気がします。

最後は、歯みがきをしながら“モゴモゴ時間”。英語の超初級サイトを流しながら、「いくらですか?」「トイレはどこですか?」と声に出してみる。

たったそれだけですが、口に出すことで、いざというときにスッと出てくることを、今更ながら実感しています。