階段下は、うっかりものをつめ込んでしまいがちな場所。しかしこのスペースの使い方次第で、暮らしの“整い具合”が大きく変わってきます。今回は、ESSEフレンズエディターで住宅デザイナーの御園生梓さんが、階段下収納の工夫と、これから家づくりをする人に向けた設計のポイントをご紹介します。

片づけ上手な人が実践している、階段下収納の工夫を紹介します
片づけ上手な人が実践している、階段下収納の工夫を紹介します
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片付く家の秘密は“階段下”にあった!

階段下の奥行を活かすには棚の設置がキモに
階段下の奥行を活かすには棚の設置がキモに

階段下は、斜めの天井や変則的な奥行きという特徴から「使いにくい」と感じる方が多い場所。でもじつは、この“クセのある形状”を味方につけることが、片づけ上手への第一歩です。

たとえば、奥行きのある階段下にそのままものをつめ込んでしまうと、奥にしまったものが取り出せず、結局“死蔵品”に…。これを防ぐには、スチールラックなどを活用して棚をつくり、手前から奥まで見渡せるような仕組みづくりがおすすめです。

また、天井が低い部分は、ものをしゃがんで取り出す必要があります。このような場所には防災用品や季節家電など、「使用頻度が低いもの」「高さが必要ないもの」専用のスペースにすると使いやすさが格段にアップ。階段下の形に合わせた収納アイデアを取り入れることで、無理なく、しかもスマートにものが片づくようになります。