「とりあえず収納」から「使える収納」へ

とりあえず収納の床置きは死蔵品が増える。棚やキャスター付き収納を
とりあえず収納の床置きは死蔵品が増える。棚やキャスターつき収納を
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階段下は「とりあえずここに入れておこう」とものを入れてしまいがち。これがいわゆる「とりあえず収納」です。

「とりあえず収納」というのは“つめて終わり”がほとんど。これが連続的に起こることで、結果的に階段下は活用しづらい空間に…。

そこで意識したいのが、「使える収納」へのシフトです。

たとえば、

・収納内に歩けるスペースを絶対確保(床にものを置かない)
・照明を追加して、取り出しやすさをアップ
・ラベリングで中身がひと目でわかるようにする

など、使いやすくする小さな工夫を積み重ねることで、階段下が生活に“機能する”収納スペースへと生まれ変わります。

これから家を建てる人に伝えたい!階段設計のポイント

窓を付け机を入れればワークスペースに(写真提供:株式会社プラスホーム)
窓をつけ机を入れればワークスペースに(写真提供:株式会社プラスホーム)

今から家を建てる、あるいはリフォームを考えている方には、ぜひ階段下スペースを“どう使いたいか”を明確にすることをおすすめします。

たとえば、よくあるのが「収納にしたけれど、結局うまく使いこなせない」という後悔。
これは、階段下の形状と使いみちをあらかじめイメージしていなかったことが原因のひとつです。

最近は、

・ワークスペースや趣味部屋にする
・ペット用スペースにする
・子どもの秘密基地風プレイスペースにする

など、収納以外の使い方も人気。

階段下は「余った空間」ではなく、「暮らしをデザインできる空間」として設計するのが、これからのスタンダードになりつつあります。

階段下を制する者は、収納を制す…。毎日の暮らしがぐっとラクになる階段下活用、ぜひ今日から見直してみてください。

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