アクセサリーからは自分の歴史が垣間見える

アクセサリー
思い出がつまったアクセサリー
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私のフランス人のおしゃれな80代の友人。彼女はいつも個性的でシックなアクセサリー使いをしています。

迷いのないおしゃれをしているように見える彼女でも、若い頃はいろいろなジュエリーを買ったそう。その多くは結局、飽きてしまって人にあげたとのこと。

今残っているのは、本物のジュエリーもファッションジュエリーも混在しているそうですが、どれも自分にとって大切な人や、人生のある時期を象徴しているのだそうです。

たとえばターコイズのアクセサリーは、昔住んでいたアメリカの思い出。ファッションジュエリーと言える細かいパールのネックレスは、あるアジア人の友人を思い出す品。(写真4枚目)

また洋服のコーディネートを考えない日につける、どんな服にも合う金のネックレスと涙型のペンダントももっていて、それは、もう会えないある友人を思って手に入れたものだそうです。

それぞれの思いを身にまとうためのジュエリーは唯一無二

このところ、フランスでも日本でもいくつかのネックレスの重ねづけが流行っています。

けれど、フランス人が理解できないのは、すでに重ねづけがセットになって売られているネックレス。重ねづけは自分の歴史の重ねだから、ほかの人と同じ重ねにならないはず、という思いがあるそうなんです。