「たくさんもつ」より「大切に使う」ぜいたくへ

現在29歳になる娘が保育園のときに使っていたご飯茶碗も、今でも食器棚にあります。その茶碗を見るたび、3人の小さな子どもたちとにぎやかに食卓を囲んだ日々を思い出します。

正直、減らそうと思えばもっと減らせるのですが、好きな器を使う時間は、私にとって特別で、心が満たされる時間です。見ているだけで気持ちが華やぎます。

たくさん持つぜいたくから、ていねいに、大切に使うぜいたくに変わりました。

すべて愛着のあるものや、高価なもので、本当に大好きな器たちだからこそ、しまっておくのではなく、日常で丁寧に使うようにしています。

いつか私が終活を迎える頃、この器たちを娘たちが受け継いでくれたらうれしいな、そんな思いを込めて、今日もお気に入りの器を使っています。