片付けたいけれど、「思い出があるから」「いつか使うかも」といった気持ちから、ものを捨てられずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。「無理に捨てなくても大丈夫! 」と話すのは「汚部屋さん大歓迎」のハウスキーパーとして活動する、クリンネスト1級のななだよさん。今回は、「捨てなくてもOK」な片付け術を4つ紹介していただきます。
すべての画像を見る(全6枚)1:ものを「移動させるだけ」でも整う
片付けというと「捨てる」「減らす」といったことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。じつは、そこから取りかからなくても大丈夫。片づけは、もっと気軽に始められるのです。
・「捨てる」のではなく「元に戻す」
・床にあるものを、テーブルや棚の上に移動させる
・子どもに持ち物を処分していいか聞く
このように、ものを「移動させる」ことを中心に片付けを始めると、短時間でも気持ちの面でグッとラクになるはず。少しずつ空間が整っていく感覚を楽しみながら、次のステップにつなげていきましょう!
2:「期限ぎれのもの」で捨てることに慣れる
「片付け=捨てること」と考えると、なかなか決断が難しいものです。そんなときは、食品や化粧品など、消費期限や使用期限が過ぎているものから捨ててみましょう。私は、こうすることで、ものを「手放す」ということに慣れることができました。
上段や棚の奥にあるものは意外と見落としやすいので要注意です。私自身、こまめにチェックしているつもりでも、調味料が3本も期限ぎれになっていたことがありました。
「期限ぎれのものがこんなところにあったんだ!」という小さな発見が、「片付けが進んでいる」という達成感が得ることにつながると思います。
3:使用頻度によって「収納場所」を変えてみる
片付けがうまくいくコツのひとつは、使用頻度に合わせて「収納場所」を変えることです。こうすることで、驚くほどものの出し入れがラクになりました。私は、「毎日使う=1軍」、「週に1回程度=2軍」、「ほとんど使わない=3軍」といった具合に分けています。
洗面所で使うアイテムを例に出すと、1軍は鏡の収納の中に、3軍はボックスにまとめて引き出しの中へ。このように置き場所を分けておくと、取り出すときも片付けるときもスムーズです。
手放すことに抵抗がある方でも、この方法なら負担なく整理を進められると思います。