4:捨てるか迷うものは「保留ボックス」へ

保留ボックス
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片付けをしていると、「これは捨てるべきか、残すべきか…」と迷うものが出てくると思います。そんなときに便利なのが「保留ボックス」。捨てるか迷ったものを入れておく箱(袋でもOK)をつくっておくのがおすすめです。

保留ボックスの中身は、1〜3か月後に見直すと、「やっぱり必要なかった」と自然に手放せるものが出てきます。とくに、3か月間なくても困らなかった日用品は、手放す候補にしやすいです。

「今すぐ捨てなきゃ」と思うと片づけは苦しくなりますが、こうして時間を味方につけると気持ちがとてもラクになります。

空間を整えることから始めて、無理なく片付けを

テーブルの上を整理する様子

片付けといえば「捨てることができなければ進まない」と思いがちですが、私はそうではないと思っています。「捨てられない自分」を責める必要はないのです。

無理にものを手放そうとしなくても、たとえばテーブルの上をスッキリさせるだけでも視界が広がり、気持ちも軽くなる。こうした小さな一歩の積み重ねが、結果として大きな変化につながると考えています。

片付けは「完璧にやらなきゃ」と思うと苦しくなることも。でも、ほんの少し動くだけで、確実に暮らしは変わっていくと思います。大切なのは「できたこと」に目を向けて、自分を認めてあげることではないでしょうか。

今回ご紹介した片付け術のような小さな一歩を積み重ねているうちに、心地よい空間ができあがっていくはず。そして、そこに身をおく自分を大切にしてあげてほしいです。