Tシャツの黄ばみや、しみついた汗のにおい、気になりませんか?  それなら、衣類に残った汗や皮脂汚れを、衣替えの前に洗濯でしっかり落としきる「しまい洗い」を試してみて!  来年の夏も気持ちよく着られる、Tシャツの正しい「しまい洗い」の方法を洗濯研究家・平島利恵さんに伺いました。

指さしする平島さん
「しまい洗い」で落ちにくい黄ばみやにおいもすっきり!
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まずは洗濯表示を確認!

タグの写真

「衣類についたタグの左端のオケのマークを見て、洗濯機で洗ってもいいかどうかを確認。しまい洗いではお湯を使うので、水温の上限も併せてチェックしましょう」(平島さん、以下同)

【用意するもの】

●アルカリ性洗剤(粉、液体)

●酸素系漂白剤

●オケ

●ゴム手袋

●ハンガー

1:アルカリ性洗剤を溶かしたお湯に30~40分間つけおき

オケにTシャツを入れる

お湯をよくかき混ぜて、粉洗剤を溶かしきるのがポイント。

「つけおきなら、洗剤は粉洗剤一択! 液体洗剤に比べて汚れ落ちが段違いです。気をつけてほしいのが、24時間以上つけおきすると、せっかくはがれ落ちた汚れが生地にまた戻ってしまうこと。つけおきは30~40分間ぐらいがおすすめです」

●酸素系漂白剤で洗浄力アップ

黄ばみや汚れがひどいときは、つけおきするタイミングで酸素系漂白剤を少し加えて洗浄力を底上げしましょう。

「生地に若干の負荷がかかるので、普段の洗濯で入れるのはあまり推奨できませんが、しまい洗いのときに使うのはおすすめです。Tシャツをつけおき液に入れるときには、空気が入って液につからない部分ができないように、オケに沿わせて入れるようにしましょう」

2:つけおきしたお湯ごと洗濯機に入れる

つけおきしたお湯ごと洗濯機に入れる

洗濯機に液体洗剤を投入し、洗濯スタート。洗う水はバスタブからお湯取りをして使ってもOK。水よりもお湯のほうが洗浄力は上がります。

「ただし、皮脂や雑菌がいっぱいなので、お風呂の残り湯を使うのはNG。使うのはキレイなお湯だけに」