装飾品をひと部屋にまとめた「ワタシギャラリー」も

小笠原さん
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先に紹介した書斎は、リビングの一角に机が置いてあるだけなのですが、この机も野外に向かって着席するので、パソコンで疲れがちな目を休めるのに適していると思います。机は兄から譲り受けたものです。

さて書斎兼ダイニングであるこのリビングルームは、じつはほかの家具や調度品が置いてはあるのですが、壁際に押しつけて配置してあるため、空間を邪魔しません。ソファもなく、置きものなどの装飾品もほとんどありません。飾りものは置かずに住まうことが、部屋を整える秘訣だと考えています。

小笠原さんの装飾品を集めた部屋

その代わり、ひとり暮らしには部屋数が多い団地住まいですので、ひと部屋は「ワタシギャラリー」と名づけて、部屋全体自ずと集まってしまった装飾品を並べています。

こんなふうに、世間体のいい“お客様用の住まい”ではなく、ひとり暮らしを活かして、お金をかけずに楽しめる、もっぱら自己流に居心地を優先する生活もいいと思っています。