9月中旬を過ぎても暑い日が続き、手放せない麦茶。1~2Lつくって冷蔵庫で保存している人も多いと思いますが、正しい保存方法はよくわかっていない、という人も少なくないはず。そこで、麦茶メーカーにズバリ質問。はくばくの広報担当・田中桃子さんに、麦茶にまつわるNG習慣と、おいしく飲むコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)つくった麦茶の「常温保存」はNG?基本の保存法
水出しや煮出しでつくった1~2Lの麦茶、常温でもいいのか、すぐに冷蔵庫に入れた方がいいのか、認識があいまい…ということで、つくりおき麦茶の正しい保存方法を教えてもらいました。
「茶葉は常温保存になりますが、抽出後の麦茶は、冷蔵保存が必須です。衛生的に常温では腐りやすくなります」(田中さん、以下同)
また、熱い麦茶をそのまま冷蔵庫に入れるのもNGだといいます。
「冷蔵庫に熱いまますぐに入れてしまうと、容器内に水滴が分散して雑菌等の繁殖の原因となるおそれがあります。また、冷蔵庫内の温度が上がり、ほかの食材への影響も懸念されます」
●煮出し麦茶の正しい保存方法
それでは、麦茶のプロは煮出し麦茶をどのように保存することを推奨しているのでしょうか?
「煮出しの場合は、やかんなどで沸騰したお湯にティーバッグを入れ、1時間ほどで取り出します。その間常温で粗熱をとったあとに、傷のついていない清潔な容器に移し替え、冷蔵庫に入れるようにしましょう」