肩や首のこりが気になる人にすすめたい、「胸鎖乳突筋ほぐし・肩押し・脇つかみ」をご紹介します。それぞれ約1分でできる気軽なほぐし方を、人気美容整体師のうちやま先生。に教えてもらいました。

肩に手を当てる女性
簡単テクで肩こりや首こりを解消しよう!
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胸鎖乳突筋がこっていると、老け見え・体の不調の原因に

胸鎖乳突筋の位置をチェック!

胸鎖乳突筋は、耳の後ろから鎖骨にかけての筋肉。スマホやパソコンを長時間使っていると、頭は前にかたむき、その頭を支える“胸鎖乳突筋”は常に緊張状態に。

「料理や掃除といった日常動作でも、頭は前にかたむきます。意識してほぐさないと、胸鎖乳突筋はこったままになり、ストレートネックの原因にも。顔は老けた印象になり、肩・首こりなどの不調を引き起こすのです」(うちやま先生)

胸鎖乳突筋の「基本のほぐし方」4つ

胸鎖乳突筋のほぐし方は、押す・伸ばす・もむ・揺らすの4タイプ。自宅ですぐにできる手順を教えてもらいましょう。

●胸鎖乳突筋を「押す」

指で胸鎖乳突筋の付け根の骨のまわりをグリグリ押す
つねに姿勢を正した状態でおこなうのが重要

(1) 姿勢を正して軽くこぶしを握り、耳たぶのすぐうしろの骨の出っぱった部分に、指の第2関節あたりを当てる。

(2) そのままこぶしを揺らして、痛気持ちいい程度の力でグリグリ押すようにする。(1)~(2)の動きを反対側も同様に、左右30秒ずつおこなう。

●胸鎖乳突筋を「伸ばす」

手を当てて頭を倒して首のストレッチをする女性

(1) 姿勢を正して右腕を上げ、頭の上をとおって右手の人差し指と中指で左耳をはさむ。肩の力は抜く。

(2) ゆっくり頭を右に倒し、伸びを感じるところで30秒キープ。余裕があればそのままあごを上げて上を向き、さらに30秒キープ。(1)~(2)を反対側も同様に行う。

●胸鎖乳突筋を「もむ」

胸鎖乳突筋をほぐしている様子

(1) 姿勢を正し、手で耳の下の胸鎖乳突筋をつかむ。左右どちらの手でも、つかみやすい方でOK。親指と人差し指、中指の腹でつかむ。

(2) 手の位置を上から下に少しずつずらしながら、胸鎖乳突筋全体を30秒もみほぐす。(1)~(2)を反対側も同様に行う。

●胸鎖乳突筋を「揺らす」

胸鎖乳突筋をつかんでいる様子

(1) 姿勢を正し、耳の下の胸鎖乳突筋を親指と人差し指の側面でつかむ。左右どちらの手で行ってもOK。

(2) そのまま前後に揺らすように動かす。首に埋もれた胸鎖乳突筋をはがすようなイメージで。

(3) 手の位置を少しずつ下にずらしながら、首の真ん中ぐらいまでを約30秒揺らす。(1)~(3)を反対側も同様に行う。