「壁の余白」が心の余白に
すべての画像を見る(全4枚)インテリアや建築の世界では、余白は非常に重要な要素とされています。
窓や家具で埋まっていない「なにもない壁」は、視線が休まる場所となり、周囲のインテリアをより引き立てます。
家にいる時間が長いほど、目に入る情報が少ない場所は精神的に落ち着きを与えてくれる存在になります。とくにリビングや寝室など、リラックスしたい場所に「なにもない壁」があると、部屋全体がゆったりとした空間となります。
「なにもない壁」の上手な使い方3つ
ご自宅の「なにもない壁」を暮らしに合わせて活用してみましょう。
・ギャラリーにする:アートや家族写真を飾り、ピクチャーレールで季節ごとに入れ替える
・照明で演出する:間接照明で壁をやわらかく照らし、夜のくつろぎを特別な時間に
・シアタースペースにする:壁をスクリーン代わりにし、プロジェクターで映画を楽しむ
このように、「なにもない壁」は暮らしや気分に合わせてご家族で育てていける空間なのです。
「なにもない壁」は、派手さこそありませんが、日々の暮らしのなかで静かに力を発揮する存在です。家づくりのときはつい窓や扉を増やしたくなりますが、少し立ち止まって“余白”のある壁を残すことを考えてみてください。
すでにお住まいの家でも、その壁を新しい視点で眺めれば、家具の配置やインテリアの楽しみが広がります。
壁は暮らしを楽しむキャンバス。今日から、その魅力を探してみませんか。