朝ごはんは“ながら食べ”しない
すべての画像を見る(全3枚)朝目覚めたら、豆を挽(ひ)いて、コーヒーを淹(い)れます。ひと息つくと、いよいよ朝食。夕食を軽めにすませているので、7時頃にはお腹がすくそうです。
「私ね、朝食の時間をとっても大切にしています」と信田さん。「時間をかけてゆっくり食べます。季節がよければ窓をあけて、お庭の景色をながめながら…。空気がおいしいと食がいっそうすすみます」
食卓には、卵か肉料理を必ず。野菜は多め。それとパン、ヨーグルト、コーヒーがいつものメニュー。
たとえば、豚ロース肉があったら、お湯でしゃぶしゃぶして野菜と一緒に。ゴマだれをかけていただきます。たまには、ベーコンをカリッと焼いて、トマトやキウイとサンドイッチにすることも。
野菜は、サラダやスープにすることが多いそう。体が求めているせいか、季節によって自然と調理法は変わると言います。好きでよくつくるカブやカボチャのポタージュは、ゆでたあと牛乳とフードプロセッサーにかけ、塩、コショウ少々で味を調(ととの)えるだけ。
ヨーグルトにはいつもクルミとレーズン。酸味のあるヨーグルトにレーズンの甘味が合います。クルミのざくざくした歯ごたえは満足感たっぷり。
「本や新聞を読みながら食べる人いるでしょ。私はあれができない。食べるときにはしっかり味わって食べます」
『77歳 365日の紡ぎ方: 益子暮らし、元カフェ店主 信田良枝さんの居場所』では、信田さんが日々の食事のなかで食べているというキーマカレーや自家製ジャムのつくり方など、複数のレシピが紹介されています。
