更年期はみんなが通る道。自分に合う病院を見つけるには?
すべての画像を見る(全4枚)まだ30代の方や、更年期なのかしら?くらいの「プレ更年期」の方が、更年期に対してネガティブな印象をもち、心配になる人も少なくないようです。
「自分はどんな症状が出るか知りたい」という気持ちはあると思いますが、そのときになってみないとわからない、というのが正直なところです。
ただ、確実に言えるのは、更年期はみんなが通る道。閉経前後はホルモンのアップダウンで、症状の強弱こそは差がありますが、8~9割の人はなんらかの変化を感じるはずです。
更年期症状には個人差があります。ただ、これらすべての症状が出るわけではないし、未来永劫続くわけではないです。
それに、もし更年期症状が出たとしても、ホルモン療法(HRT)、漢方や運動療法、サプリメントなど和らげる方法はいくつもあります。医療の力を少し借りるだけでも、随分と改善できると思いますよ。
更年期は、閉経を挟んで前後5年後の計10年間。だから「10年間もつらい状態が続くのですか?」と聞かれますが、そんなことはありません。
閉経前数年と閉経直後数年は周閉経期(ペリメノポーズ)といい、その時期は女性ホルモンの変動に体が慣れないのでつらさを感じやすいです。個人差はありますが、長い人でも閉経前後数年くらいで症状は落ち着く印象ですね。
また、婦人科のかかりつけ医を見つけることは、人によって価値観が異なるのでなかなか難しいとのかなと思います。アクセスのよしあしや、先生との相性などもありますし。ただ、更年期に関してどこで相談するか迷うということであれば、「日本女性医学学会の認定医」がいる所を探してみてください。
産婦人科の専門分野はいくつかに分かれており、更年期症状で悩むのであれば、女性医学の認定を受けた専門医を訪ねるといいでしょう。ホームページもありますので、自分の行ける場所を調べてみてくださいね。
※ 更年期の症状の感じ方、対処法は人それぞれ異なります。ご自身の体調に不安がある場合は、早めに医療機関を受診してください