冷蔵庫に入れたものを把握できなかったり、気づけば賞味期限がきれていたり…そんな経験はありませんか? そこで、冷蔵庫内で食材を放置させなくなる「ロスゼロ冷蔵庫」のつくり方を、整理収納アドバイザーの松澤りえさん(50代)に教えてもらいました。

微笑みながら冷凍庫から食材を取り出す女性
ムダのない「ロスゼロ冷蔵庫」のつくり方とは?
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冷凍室のスペースを使い分けて「化石化」ゼロ!

上段の浅い引き出しは、重ねずに並べて使い忘れを防止。深さのある下段は、カゴを使って立てる収納を徹底!

●迷子になりそうなものはいちばん目に入る場所に

上段手前の真ん中に“早めに食べきりたいゾーン”を確保。

「残りが少なくなった食材は化石化しがち。見える場所に置いて、1週間以内に食べるようにしています」(松澤さん、以下同)

●袋はダブルクリップで閉じればかさばらない

ダブルクリップで封をした冷凍のつぶつぶコーンの袋

使いかけの冷凍食品を閉じるのにダブルクリップを使用。

「袋閉じ用のものよりしっかり留まり、袋のサイズも選びません。大小2種類のクリップを使い分けています」

●並べて保存すれば食べ忘れの心配なし!

小分けにラップしたお肉が入っている冷凍庫の上段

上段は肉などのホームフリージング、ご飯など、比較的早めに使いたいものを。

「重ねる収納は食材の化石化のもと。すべて目に入るように並べます」

●ひと目で在庫がわかるよう袋は立てて収納する

4つのカゴに仕分けて冷凍食品が保存されている冷凍庫下段

下段はカゴを使ってジャンル分け。

「手前左はお弁当用、真ん中は野菜・魚介類、右は粉ものなど、と定位置を決めています。深さがあるので重ならないよう、必ず立てて収納します」

●夏はミニ冷凍室が“スイーツ室”に変身!

アイスや保冷剤が入ったミニ冷凍室

製氷室横の急速冷凍室は、夏はスイーツ室に。

「アイスとかき氷用の氷を保存。家族みんなが食べるので、小さい冷凍室に入れることで冷気が逃げにくく節電に」

手動のかき氷機と巨峰味のカルピス

シロップ代わりに乳酸菌飲料を常備。