「心地よい空間をつくるのと同じくらい、フラットな自分でいることが大切」と語るのは、家づくりの様子をインスタグラムにアップし、7.9万人のフォロワーをもつTajiさん(50代)。部屋だけでなく、心や人間関係もすっきりする考え方をご紹介します。

※ この記事は『53歳からのシンプルモダンな暮らし』(CEメディアハウス刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。

無理をせず幸せに生きるためのコツとは?
無理をせず幸せに生きるためのコツとは?
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自分の機嫌をリセットする

自分にとって心地よい空間をつくることと同じくらい大事だと思うのが、毎日フラットな状態でいること。とはいえ、機嫌が悪くなるときだってあります。脳って単純で、単語しかわからないらしい。よいことと悪いことの区別がつかず、自分が思い描いていることに向かっていくそうです。

「バナナを思い浮かべないで!」と言われたら、初めの言葉で瞬時にバナナを思い浮かべてしまいませんか? それと同じように、“こうなりたくない”と否定的なことを思い浮かべているとそっちにいってしまうらしい。そして、そういう体験が“やっぱりなあ”になって、いつもついていない自分をつくりあげてしまうそうです。立派なマイナス思考のできあがりです。

そうなるよりも、“なったらいいな~”ということを、思い浮かべるようにしてください。私はいつも、「自分がどうなりたいのか?」「どうしたいのか?」を具体的にイメージするようにしています。

「これをしたら幸せ!」と思うものをつくっておく

そして、自分の機嫌がよくなるように1日1回は、どこかのタイミングで「私今、めっちゃ幸せやんか!」って思うようにしています。朝のコーヒータイムとか、仕事の合間に窓の景色が目に留まったときなどに……。「これをしたら幸せ!」って思えるものをつくっておくと便利です。

一瞬でリセットして、もやもやすることがあっても気分が晴れるように。単純な脳に思い込ませて、いつもご機嫌でいられるように。自分の機嫌が取れないと、周りにいる人の機嫌をよくすることもできません。

かつて自分がすべての犠牲になっていると思っていたときを振り返ると、周りの人から見て、とても感じが悪かったのではないかと、ぞっとします。攻撃的で、自分の思いをわかってくれないと伝えてもいないのに、被害妄想に駆られていたな~と反省するばかり。

あのときの自分に戻らないように、幸せなことを多めに考えるようにしています。