梅雨どきに起こりがちな「関節痛」の予防と対策
すべての画像を見る(全3枚)関節痛は、日頃からの無理のないストレッチやウォーキングが筋力を保ち、予防につながります。筋肉や関節を伸ばす動きのある運動は、血行が促進されて筋肉の緊張を和らげ、筋肉や関節の柔軟性を向上させ、可動域が広がるため、ケガの予防、疲労回復にも大きな効果を発揮します。
また梅雨どきはもちろん、日頃から関節痛に悩まされている方は、関節を温めることで血流がよくなり、痛みやこわばりが和らぎます。入浴はシャワーだけですませず、しっかりと湯船につかって温めましょう。
●タマネギやブロッコリーで関節痛を予防!
栄養成分にも気を配るとよいでしょう。とくに「ケルセチン」は、関節の炎症を抑え、痛みの軽減に寄与することが研究でも示されている、近年注目の成分。抗酸化作用と抗炎症作用が高いフラボノイドで、筋肉細胞の酸化ダメージを抑え、筋肉細胞のミトコンドリア機能を向上させてくれます。とくに変形性関節症や慢性の関節炎に効果が期待されます。
ケルセチンを摂取するには、サプリメントが手軽ですが、タマネギ、リンゴ、ブロッコリー、緑茶などの日常的に摂取する食品にも含まれるので、意識的に摂取することで痛みの予防・対策になるでしょう。
梅雨どきに気圧変化の影響で起こりやすい症状の予防策から体調管理の方法までご紹介しました。この時期はとくに規則正しい生活とバランスのよい食生活を送り、すこやかに過ごしましょう。