なるべくものを少なく、住まいを整えて暮らしたい方におすすめな「1000個捨てチャレンジ」について紹介します。築35年のマンションにひとりで暮らすイラストレーターの柿崎こうこさん(54歳)は、今の家に住んで5年。引っ越し当初に比べて明らかに増えたものを減らすため「1000個捨てチャレンジ」に挑戦! 約1か月、やってみた過程をレポートしてくれました。

ゴミの山
「1000個捨てチャレンジ」で捨てたもの。律儀に保存していた家電の箱も処分
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昨年から続けていた捨て活。でもなんだかスッキリしない

本棚
ゴールデンウィークに一気に整理する予定の本棚

昨年末、ついに押し入れの天井近くまでものが増え、チェストもパンパンに。新たにものをしまうために、なにかを移動させないといけない状態がストレスで、まずは場所を取っていた大物から優先して処分をはじめました。

おかげで少しゆとりができはじめていましたが、使っていないもの、用途不明なもの、気持ちが上がらないものがまだまだあります。

モヤモヤしていた矢先に「1000個捨てチャレンジ」のことを知り、早速挑戦することにしました。

YouTubeの「1000個捨てチャレンジで人生が変わりました」に目が釘付けに

YouTubeで「捨て活」や「収納」といったテーマの動画を好んで見ることが多いので、そういったジャンルのチャンネルが頻繁におすすめとして上がってきます。

先日、「1000個捨てチャレンジで人生が変わりました」という動画が上がってきて、大好物なワードに思わず目が釘付けになりました。

「1000個捨てチャレンジ」とは、一定の期間内に1000個のものを捨てることを目標とした捨て活チャレンジのこと。「TED」の動画「Getting Rid of 1000 Things(ものを1000個捨てること)」というプレゼンが元になり、様々な人がチャレンジをした様子をSNSで発信され、話題になっています。

※ TED…幅広い分野の著名人による講演会を企画・運営する非営利団体。講演でのスピーチは公開されていて「TED TALK」としてYouTubeでも見ることができます

目的とルール、期限を明確に決めた

参考にした動画にならって、まずは私なりの目的やルール、いつまでに達成するかその期限を設定することにしました。

●1:「1000個捨てチャレンジ」の目的

・収納に常に余白があるようにしたい

室内がごちゃごちゃするのがストレスになるため、入れ替えたり片付けなくてもものをサッとしまえる場所がいつもある状態にしたい。

・だれにみられても恥ずかしくない状態を保ちたい

ひとり暮らしのため、万が一のときは兄弟や友人、または行政など他人にお世話になる可能性も想定。極力ものは少なく、見られて恥ずかしくないように備えておきたい。

●2:「1000個捨てチャレンジ」のルール

・近藤麻理恵さんのメソッドになりますが「ときめかないもの」は手放す

使いづらい、壊れかけている、くたびれているなど

・基本はもの1つににつき1個とカウント

書類やメモなどの紙ものは、ひとまとまりで1個とカウント。

●3:「1000個捨てチャレンジ」の期限

・3ヶ月