家の中で“ちょこっと贅沢”が私には合っていた

ワンピース
鮮やかな色のワンピースは昔の着物をリメイクしたもの
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以前は「子どもの手が離れたら、クルーズ船でのんびり世界一周をしてみよう!」と夢見たこともあったのですが…、試しに「10日間クルーズ」に参加してみたところ、期待したほどのものは得られませんでした。揺れで船酔いはするし、カジノも試してみたけれど、もともと賭け事は苦手。派手なドレスをまとい、船上パーティーで過去の自慢話に興じる人たちの姿を見たとき、なんだか居心地が悪く感じたものです。自分に合わない娯楽にお金を使うぐらいなら、家のなかで、“ちょこっと贅沢”する方が、やっぱり私には合っているようです。

近頃は、スーパーに並ぶ果物の種類が増えた一方で、値段はずいぶん高騰しましたね。私は毎朝、3種類ほど旬の果物を食べるようにしているのですが、それを人に話したところ「なんて豪勢なこと!」と驚かれてしまいました(笑)。たしかに、食卓から季節の移ろいを感じられることは、どんな贅沢にも勝るのかもしれませんね。出かけなくても、お金を使わなくても、楽しみの種は身のまわりにたくさん転がっているのです。

●本多京子さんの豊かに暮らす考え方のヒント

・料理を「作業」と捉えず、学びの多い「趣味」と考えてみましょう
・人生の醍醐味は旅行や買い物だけではありません。ひとりの時間を満喫して
・リサイクルに凝ったり、旬の果物を食べたり。“ちょこっと贅沢”が楽しい

健康を保つレシピや、安全な住まいの整え方、そして両親の介護や終活について…。食と栄養の第一線で活躍してきた本多京子さんから学ぶ、しがみつかない暮らしのためのヒントが満載の『大事なものから手放しましょう。70代、ひとり暮らしを軽やかに生きる』(家の光協会)は発売中です。

※この記事は『大事なものから手放しましょう。(70代、ひとり暮らしを軽やかに生きる)』(家の光協会刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。

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