気がつくと、ものであふれてしまう玄関収納。風とおしのいい玄関で靴を履き、気持ちよく出かけたいですよね。35平米のマンションで夫婦ふたりで暮らすミニマリストの村上はなさん(31歳)は、5つのルールで狭いながらもスッキリとした玄関になったそうです。そんな村上さんに「狭い玄関収納でも片付くルール」を教えてもらいました。

靴
収まるようにゲタ箱の靴を厳選した結果、夫婦で計8足になりました
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1:靴は各自のスペースに収まる分だけもつ

いつの間にか増えてしまうのが、靴だと思います。以前は、靴の収集が趣味だったこともあり、20足以上ももっていました。しかし、このままでは収納がいくらあってもたりないと気づき、各自のスペースを割り当てることにしました。

収納スペースはひとり棚2段分までと決め、靴を厳選していきました。結果、夫婦で8足。私は1段、夫は2段に収まっています。

スペースが決まると、与えられた範囲内に収まるよう、持っている靴を見直すクセがつきます。今ではタンスの肥やしになることなく、すべての靴をほぼ毎日履いている状態に。

スペースを割り当てることで、ようやく靴以外のものがしまえるようになりました。

2:傘は夫婦で3本だけもつ

傘
左が夫、右が私専用の折り畳み傘。どちらも晴雨兼用です

傘も同じく、増えがちだと思います。そこで、わが家ではコンパクトな折り畳み傘をひとり1本だけもっています。折り畳み傘なら、玄関収納にしまうことができるからです。使うたびに折り畳む手間が増えますが、傘立てで狭い玄関が圧迫されるより、多少不便でも気持ちよく行き来できる玄関を選びました。

ただ、このようにルールを設けながらも、頑丈な長傘を1本だけ共用でもっています。暴風雨の日に折り畳み傘で外出したところ、傘が何度も裏返ってしまったからです。傘立てがあると、たくさん買ってためこんでしまうので、1本だけつるせるように収納を工夫しています。

傘の数が減ると玄関が片付いた印象になり、小さな達成感が味わえます。

3:雑貨類は目線の高さに収納し、最小限にする

棚
ひと目で、なにがどこにあるのか把握できるようになりました

玄関にある唯一の収納がゲタ箱なので、ものが最小限になるように工夫しています。とくに虫除けや防水スプレーなどは、使用頻度が低くためがちでした。必要なときに限って、どこに収納したのか覚えておらず、同じスプレーを買ってしまった…なんてことがありました。

そこで、雑貨類はあえて目線の高さに収納しています。具体的には、工具や掃除道具、電池などです。それぞれ使用頻度と目的別に、ケースにしまって管理しています。

見えやすい高さにしまうことで、置き忘れを防げるようになり、私も夫もどこになにがあるのか把握できるようになりました。また、余計な買いたしを防げています。玄関収納が片付いたおかげで、探し物が減りました。