光熱費が高騰するなか、暖房の設定温度をなるべく上げないよう暖かくして過ごし、電気代を節約するアイデアを紹介します。子どもが独立して夫婦ふたり暮らし、今あるものを活かすシンプルライフを心がけるESSEオンラインライター(現在50代)のケースです。体を暖めるグッズや湿度を上げる簡単な工夫について語ります。

小林さんあったかグッズ
体温を逃さない工夫で、暖房の設定温度を抑えます
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1:「重ね着」を駆使し、手っ取り早く暖かく

重ね着用の服

寒さが本格化するこの時季。暖房はかかせないけれど、設定温度を1℃下げるだけでも節電になると聞き、なるべく暖かく過ごすように心がけています。

まず、家の中では厚地の吸湿発熱インナーやウールの肌着、極厚のスパッツをベースに基本重ね着。

私はタートルネックセーターを好んで着ていますが、そうでないときはネックウォーマーをつけます。そして足にはレッグウォーマーがマスト。リストウォーマーを使うこともあります。首元、足首、手首を暖かくすることで、体感温度がずいぶん違うように感じます。

室内スリッパはモコモコのブーツやフリースソックスにして、足元の保温をさらに強化。各種ウォーマー類は100円ショップでも手に入りますし、ソックスなどの消耗品はシーズン終わりに値下がりしたものを翌年のために購入しておくのもおすすめです。

2:ウールのブランケットと湯たんぽは、一日じゅう活躍

湯たんぽとブランケット

暖房の設定温度をもう少し上げようかな…と思っても、その前にひと工夫。

冷気は下にたまるので、足元がひんやり感じたらウールの大判ブランケットをひざからかけるようにしています。就寝時は寝室にもっていき、布団のいちばん上にかけることで暖かさをプラスすることができ、昼夜ともに活躍します。ブランケットのかわりに布団状に広がる寝袋をかけるとなおいっそう暖かく、こたつに入っているような心地です。

長年使用している湯たんぽはやわらかいゴム製。就寝時はもちろん、昼間でもおなかにおいて体を暖めています。腹巻と併用するとなおよし、です。

また、防災用に買い置きしている使い捨てカイロも、使用期限が近いものから活用しローリングストックを実践しています。