ものを減らすよりも、好きなものに囲まれた暮らしを楽しみたいと話す杏さん。日用品を買うときの基準や最近のお気に入りアイテムまで、杏さん流の“もの選び”について語ってくれました。
すべての画像を見る(全2枚)ガラスの蒸し器が最近のお気に入り
ESSE7月号の「ものを増やしたくない私たちが、それでも買った運命のアイテム」特集に合わせ、もののもち方について伺うと、「私はミニマリストではなく、むしろその反対の“マキシマリスト”。好きなものは増えてもいいと割りきっています」と教えてくれた杏さん。
生活に欠かせない調理道具や器、便利グッズから、趣味の本や漫画まで、お気に入りのものに囲まれて暮らしつつ、新たにものを選ぶときは、「使っている自分が想像できるかどうか」が基準だそう。
「この器かわいい! と思っても、のせる料理が想像できなければ残念だけどあきらめます」
そんな杏さんの家に最近仲間入りしたのが、手もちの鍋にのせて使えるガラスの蒸し器。
「中身が見えるのもいいし、そのまま食卓にも出せて便利。最近はガラス製品にひかれていて、フタがガラスでできたご飯釜も買ったばかり。早く炊けて、しかもおいしいんです」
ものが多いだけに、それらをすっきり整理するためのグッズも必須。便利な収納グッズを見つけたときは、現在、拠点としているパリまで買って帰るそう。
「今はスマホにタブレット、イヤホン…と充電するものが多くて、コードだけでかなりの数になるので、目隠しできるボックスを買いました。パリにも収納グッズはあるけど、ニッチなものはやっぱり日本製が充実していますね。パリの住宅はコンパクトなので、山崎実業の『タワーシリーズ』のような日本の収納グッズは人気があるんですよ」