●【第8話】物語は一気にシリアスな展開に。※ネタバレあり
すべての画像を見る(全5枚)前話のラストで、同級生の真里(水川あさみ)から、「自分も人生をやり直している」と告げられた麻美。麻美となっち(夏帆)、みーぽん(木南晴夏)の幼なじみ3人組は、真里も入れた4人組だったことが明らかになりました。放課後のドラマ談義やシール交換、初めてのドライブ、レストランでのお誕生日会…といった麻美たちの思い出には、じつは真理も存在していたのですね。
人生5周目という真理の本当の目的は、なっちとみーぽんを飛行機事故から救うこと。1周目では優等生どころか、「ポテンシャルは中の下だった」という真理が、2人のために休み時間を返上して必死に勉強し、パイロットを目指していたのだとわかります。
そのせいで麻美たちと仲良くなるきっかけを逃して、「完璧すぎて近寄りがたい」とまで思われていた真理。前世では親友だった麻美たちと疎遠になる切なさを乗り越えて、真理は一人でがんばっていたのでした。
失敗を繰り返しながらも、今度こそはパイロットとして、なっちとみーぽんを救うという真理でしたが、麻美の悪い予感は的中し、最悪の結果に。これまで麻美は何度も生まれ変わってきましたが、家族や友人が麻美の死に直面する場面が描かれることはありませんでした。
葬儀の帰り道、友人たちと何度も一緒に通ったトンネルを、一人で歩く麻美。第8話にして初めて残された者の姿が描かれることで、その喪失感が痛いほどに伝わってきました。
・幼なじみを助けるため、5周目の人生へ…
そして4周目でも不慮の事故で亡くなった麻美は、念願だった「人間としての来世」を手放して、幼なじみを助けるために5周目の人生を歩むことを決意します。
悲しい出来事を描きながらも、今までと同じように笑えるシーンが盛り込まれているのも、このドラマならでは。とりわけ、真理が恋人の浮気相手に巻き舌で怒鳴り散らすシーンは、黒木華さん演じる玲奈がキレまくった第3話に続く痛快さだったのではないでしょうか。
3月5日放送の第9話では、「生き直しは今回が最後」と告げられた麻美が、いよいよ5周目の人生をスタート。「自分が人間に生まれ変わるため」ではなく、「友人を救うため」に人生をやり直す麻美の目的は、果たして叶うのか。4人はまた幼なじみになって、平和にカラオケやドライブを楽しめるようになるのか…。クライマックスを楽しみに待ちたいと思います。