40~50代から本格的に気になり始める人も多い白髪。フェイスラインや鏡で見える範囲に白髪がチラホラ目立ち始めると、どうしても気になりますよね。
「サロンに行ってカラーリングしたいけれど、どうしても忙しくてすぐ行けないとき、顔の輪郭周り、生え際の白髪が目立って仕方ない場合に使えるアイテムがあります」と教えてくれたのは、50代美容ライター・Machikoさん。愛用しているアイテムを紹介してくれました。

ビフォーアフター
白髪隠し、これがおすすめ!
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50代ライターが愛用。「白髪隠し」できるアイテム

シニアになるとグレイヘアもステキですが、白髪の量がまだ一気に増えていない“なりたて50代”だと、あちらこちらから顔を出してくる白髪が目立って気になってしまいます。
とくに日本人女性の黒い髪のなかに白髪があると、妙に光って目についてしまいますよね。

筆者も元々髪色が真っ黒なため、白髪が出だすと目立つ目立つ。美容師さんは抜くなと言うけれど、抜きたくもなります。
そんな地味なイラつきを少しでも軽減しようと、筆者は2年ほど前から、かなり明るいハイライトなども入れたデザインカラーリングをしてもらっています。おしゃれに若々しく見せたいからというよりも、そうしておくと白髪が多少生えてきてもそこまで極端に目立たないからという、自分なりの白髪対策の一環なのです。

ただもちろん、それでも白髪は生えてきます。しかも面倒くさがり&手先が不器用なので、自宅で首元にケープを巻いて「白髪染め」はやりたくない。でもあと2週間は予定が忙しくてヘアサロンに行けない。
そんなときは、いくつかの「ごまかしアイテム」で対応しています。ここ数年手放せなくなっている、優秀でしかもプチプラの「白髪ごまかしアイテム」をご紹介します。

※あくまで「ごまかし」なので、完璧にすべての白髪をカバーできる、というわけではありません。「とりあえず今日、なんとなくごまかせればよい」という姿勢の人向けです。きちんとカバーしたい方はサロンへ行くのがいちばんです!

●塗りやすくて乾きも速い!リクイールのヘアコンシーラー

ここ数年最も頼っているのがこの「リクイール ヘアコンシーラー」です。

リクイール ヘアコンシーラー

・カネボウ化粧品 リクイール ヘアコンシーラー 全4色 各10mL 2200円(税込)

マスカラ型の白髪カバーアイテムは数多く出ていますが、このヘアコンシーラーにはいくつかの優秀な点が。

まずブラシの片側が平たくなっていること。ヘアブラシと同じような形なので、塗るときに液だれがしにくいし、うっかり「頭皮についちゃった!」という失敗もせずに塗れます。

リクイール ヘアコンシーラーの先

写真は上がOCブラウン、下がBEベージュ。

また色展開が、BKニュアンスブラックという黒のほか、OCブラウン、BEベージュ、SOローズの全4色ある点も好きです。

最近の大人の女性はなにかしらカラーリングしている人も多いと思うので、真っ黒以外の色があるとより使いやすいと思うのです。

乾きも速く、一度乾けば触っても指につかないし、汗や水で落ちてしまうこともありません。なのにシャンプーでちゃんと落とせる、と簡単!

なので、顔周りに白髪が出てきたぞ、というときはもっぱらこれに頼っています。頼り過ぎてさらにヘアサロンに行くのを延ばしそうになってしまいます。

Before
【Before】
After
【After】

●トリートメントとして気軽に使える、エブリのカラートリートメント

顔周りだけでなく頭頂部や後頭部の何か所かにも白髪が目立ってきたら、エブリ カラートリートメントを使います。筆者は色はブラウンを愛用。

エブリ カラートリートメント

・アンナドンナ エブリ カラートリートメント 160g 1540円(税込)

髪を洗ったあとにトリートメントと同じように使うだけで、ほんのり色が染まるというアイテム。

完全に色が変わるとまでは言いませんが、白髪部分がほんのり金茶のようになるだけでも、だいぶぱっと見の印象が変わるので愛用しています。

手についても洗えばすぐ落ちるし、ケープを巻いたり周囲の汚れを気にする必要もないし(もしどこかについていても軽く洗えばいい)、しっかり色をつけたければ乾いた状態の髪に塗る、やめたくなったら使用をストップすれば徐々に元の色に戻るなど、フレキシブルに使えるのも好みの点。

お値段が1540円とプチプラで、現在「数量限定 カラートリートメント ミニサイズ50g 500円(税込価格・送料別)」というお試しサイズも販売されていました!「まず一度試してみたい」という方におすすめです。

筆者はブラウンを使用していますが、ピンクやオレンジ、グレー、カーキ、ベージュなど色数12色とバリエーションが多いので、好みやご自分の髪色に合わせて選びやすいと思います。黒もありますよ。

●プラスαの裏ワザでアイブロウマスカラを利用

もうひとつ、本来の目的とは違う使用法ですが、緊急時用のワザとして、眉毛用のアイブロウマスカラを白髪カバーに使っていることがあります。

アイブロウカラー

髪に流用する理由のひとつは、アイブロウマスカラはここ数年で発売するブランドがとても増え、それに合わせて色のバリエーションも増えているので、カラーリングしている髪に合いやすい色が多いという点。

また同じ「毛」なので、眉毛によい成分などは髪にもすごく悪いことはないであろう点。

アイブロウカラーの先

写真の上は、イミュのデジャヴュ アイブロウカラー ビターブラウン 880円(税込)

下は、エテュセ アイエディション(ブロウマスカラ)04 アッシュグレー 1320円(税込)

また、まつ毛に使うためのマスカラは、長くする、カールさせる、ボリュームを出すなどなどの目的のための成分や機能がついているので髪には使いづらいけれど、眉毛用にはそういう機能がほぼない(眉毛をカールはさせなくてよいですから)。

でも最新のアイブロウマスカラは、汗や水で落ちにくいウォータープルーフの働きはしっかりしていて、なのにやはりお湯で落とせるという、使い勝手が便利な優秀なアイテムが多い。

また機能が進化しているので、パリパリの質感になったりテカテカ光ったりしない。

などの理由から、リクイールがきれているときや、顔周りのほんの数本だけ気になるときなどに、眉毛に塗るのと併せてちょちょいと白髪部分にもアイブロウマスカラを塗っているというわけです。

本来の使い方とは違い、本当はきちんとクレンジングしないといけないと思いますので、マネされる際は自己責任でお願いいたします!

プロの手でのカラーリングを基本にしながら、グレイヘアを楽しめるような白髪の量になるまでは、あの手この手で白髪をごまかしていこうと思います。