家づくりの際、キッチンの広さや動線をどうするかは悩みどころ。整理収納アドバイザーの武井優音さんは5年前に注文住宅を建てた際、それまでキッチンで感じていたストレスを解消するため、動線にこだわったキッチンにしたそう。今回、やってよかったキッチンの工夫と、実際に暮らして感じたメリットについてつづります。

キッチン
家族全員で使えるキッチンを実現
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「動きやすいキッチン」にこだわった理由

間取り図

わが家は、夫婦と11歳の長男、9歳の二男の4人家族。5年前にハウスメーカーで2階建ての注文住宅を建てました。

1階にはLDKと趣味室、玄関、トイレ、納戸があり、2階には浴室、洗面所、ランドリールーム、ウォークインクローゼット(WIC)、寝室、子ども部屋、トイレがあります。

キッチン

家づくりでキッチンを考えるとき、私がいちばん優先したのは「人が動きやすいこと」。以前住んでいた賃貸住宅では、どれもキッチンが奥まっていて、キッチンに家族が入ってくるとストレスを感じることがありました。

たとえば、私が食材を切っている横でだれかが冷蔵庫をあけようとすると、いったん包丁を持つ手を止めて場所をあける。カップボードの引き出しをあけるときも、近くに人がいれば、ぶつからないタイミングを見計らう。

そんな調子だったので、夫や子どもたちと一緒に料理をするときも、どうしても窮屈に感じていました。わが家はホームパーティも好きなこともあり、新しい家では「家族や友人がキッチンに入ってきても、イライラせず一緒に料理を楽しめるようにしたい」と考えました。

回遊できるセパレート型キッチンで、人とぶつかりにくく

シンクとコンロを2列に分けたⅡ型キッチン

そこで採用したのが、シンクとコンロを2列に分けたセパレート型キッチンです。シンク側はアイランドにして、左右どちらからでも出入りできる回遊動線に。通路幅も広めに取り、人がすれ違いやすいようにしました。

シンクと作業スペースはダイニング側。コンロは壁側です。

キッチンにリンゴを置いている

食材を切ったり、洗い物をしたりする時間は意外と長いもの。そんなときも、ダイニングやリビングにいる家族と話したり、テレビを観たりできる配置に。

キッチンのコンロ

一方、焼いたり煮たりする作業は集中したいし、油の飛びはねも気になるところ。汚れ掃除がラクなように壁側にまとめました。

コンロの下の引き出し

また、コンロの下の引き出しには普段使うお皿を収納しているので、加熱が終わったらその場でお皿を取り出して盛りつけまでできます。「焼く・煮る→お皿を出す→盛りつける」が同じ場所で完結するので、キッチン内を行ったり来たりする必要がなく、料理の流れもスムーズに。

子どもたちと料理をするときには、横に立って一緒に作業します。4人でなにかをつくるときも、行き止まりがないのでそれぞれが動きやすく、以前のように作業を止めて場所をあけることもほとんどなくなりました。

5年暮らした今も、この配置はとても使いやすく感じています。