やめて正解だった出費も

中道あんさん
著述家の中道あんさん(60代)
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一方で、勢いで買いそうになりながら「思いとどまって大正解だったお金」もあります。

●半額クーポンに惹かれた「4400円のミルクウォーマー」

定価9900円が半額以下になるクーポンを見て、ネット通販のカートへ。

「雪の日に家でカフェ気分を楽しみたい」「ふわふわのソイラテが飲みたい」と夢がふくらみました。

しかし、1週間じっくり考えてみると、私が普段飲んでいるのはブラックコーヒーばかり。

「たまにしか飲まないソイラテのために、本当に必要?」とガマンではなく、冷静に問い直した結果、購入をやめました。

「あれば便利」「セールでおトクだから」という理由で、“非日常の気分”だけを買おうとする出費は、結果として使わなくなる傾向が高い気がします。

たまのぜいたくなら、外のカフェで1杯楽しむ方が結果的にムダがありません。

「なにを買うか」より「なにを得るか」で判断する

最近の3000円前後の買い物を振り返ってみると、自分がどんな価値にお金を払いたいのかが見えてきました。

・使ってよかったお金:健康、安心、人との時間、豊かな体験

・使わなくてよかったお金:セールのおトク感、たまの気分転換のためだけの道具

「これがあれば本当に暮らしがよくなるか?」「どんな時間や気持ちが得られるか?」とひと呼吸置いて考えてみること。それこそが、ムダ遣いを防ぎ、日々の満足度を底上げするいちばんのコツだと実感しています。