「引っ越しや親の介護など、生活環境が変化してもものを増やさない暮らしをキープしました」というのは、ミニマリスト歴10年の本多めぐさん(50代)。以前は「とにかく捨てる」ことに注力していましたが、今はもの自体をが少ないので捨てなくなったそう。そんな本多さんの「ものが増えなくなった3つの習慣」を紹介します。

ハンガーラックにかけているアウター
ハンガーラックにかけているアウター類。1年でこれだけ。喪服とスーツも1着ずつあります
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1:とりあえず買いをやめ、「ものの入口」を減らす

気づけば買っていた黒のボトムス、白のインナー類
気づけば買っていた、黒のボトムスや白のインナー

かつての私は、安いから・はやりだから・なんとなく便利そうだから、と深く考えずに買い物をしていました。いわゆる“とりあえず買い”です。その結果、ほとんど使わない雑貨や服が増え、片付けをするたびに大量のものを手放すことに。黒いレギンスやタイツなどは何本あるかわからないくらいもっていて、それも結局捨てていました。

このような「買ったのに使わない」後悔を繰り返すうちに、だんだんと安易に買わないクセがつきました。それ以来、「最後まで使いきれる?」「捨てることにならない?」と必ず一度立ち止まるようにしています。

おかげで、家に入ってくる量が大きく減り、結果としてものが増えない暮らしにつながっています。この習慣は、今では私の生活の基盤になっています。

2:「服はたくさんもつもの」という思い込みを手放す

カーディガンは無地のクルーネックで統一して悩まない
カーディガンは無地のクルーネックで統一。コーデ選びも悩まない

以前は「毎日違う服を着るべき」「同じ服を着続けるのはおしゃれじゃない」と思い込んでいました。ファッション誌では着まわしコーデが紹介されていたり、周りもたくさん服をもっていたりしていたため、自然と「服は多くもつもの」という固定観念ができていたのです。

しかし、少ない服でおしゃれを楽しんでいる人を知り、私のなかの常識が変わっていきました。自分も少ない服でいいと考えるようになったのです。実際に少ない服で暮らしてみると意外と困らず、コーデ選びや洗濯もラクになりました。今はシンプルな定番服を組み合わせて、たまにアクセサリーで変化をつけて楽しんでいます。

そもそも私は管理が苦手で、机の中や部屋を整えるのが苦手なタイプだと思い出しました。流行を追わず、気に入った服を長く着るのが、今は自分らしくて心地よいと感じています。

●床マットや来客用食器など、惰性でもっているものも見直した

「昔から使っているから」「みんなもっているから」という理由でもっていた、床のマット類や来客用の食器なども見直しました。

マットがなくても掃除をマメにすればよいし、外出自粛期間以降、来客がほぼゼロになったわが家には来客用食器も不要。「もっているのが当たり前」という固定観念を手放すことで、今の暮らしで本当に必要なものを選べるようになったのです。