初めて教わったレシピは「卵蒸し」
すべての画像を見る(全4枚)初めてレシピを教わったのは、母の手料理のなかでもとくに大好物だという「卵蒸し」。たっぷりのだしと卵だけでつくった、具の入っていないシンプルな茶碗蒸しです。
「蒸すと表面がぶくぶくと泡立つので、子どもの頃から『ぶくぶく』と呼んでいます。ご飯にかけてもおいしくて、実家へ帰るたびに『つくって』と母にお願いしています」
ギョーザもいつもリクエストする定番メニューだそう。
「母がつくったギョーザは、あっさりしていていくつでも食べられるんです。手伝おうと思ってキッチンに立つこともありますが、母が手際よくパパッとつくってしまうので、私は結局待っていることの方が多いですね(笑)」
7月に刊行した料理エッセイ&レシピ集『はるの献立日記』では、母も撮影に参加。「ぶくぶく」やギョーザをはじめ、黒木家でおなじみのメニューをつくったそう。
「最初にお話をいただいたときは、私が食べているものや好きな料理の話なんて、おもしろいのかな…? とも思っていたんです。でも、本という形にしてもらって、自分の食生活の振り返りにもなったし、母とのよい思い出にもなりました」
一方で、お母さんは黒木さんの仕事現場に来るのが初めてで、緊張していたといいます。
「人に見せるような料理じゃないのに…と恐縮していました(笑)。でも、食べることが好きなスタッフさんばかりで、楽しみながら撮影できたようです」
料理をつくる楽しさも、家族で食卓を囲む幸せも、お母さんとの時間で育まれたもの。
「私が食べることや料理が好きなのは、母のおかげ。そうやって育ててくれたことに、大人になった今、あらためて感謝しています」
俳優・黒木華さんが「今日つくったもの。食べたもの」を1年間の日記形式で綴った料理エッセイ&レシピ集『はるの献立日記』(飛鳥新社刊)は発売中。おもてなしごはんから日々の定番まで、28品のレシピを収録しています。


