汗をかきすぎることで「気」も一緒に失われ、エネルギー不足になりやすい残暑。漢方アドバイザーの久保奈穂実さんに、気の不足によって起こる不調をケアするためのポイントを教えてもらいました。慢性的な疲れを感じている人は、気をしっかり補ってエネルギーチャージをしましょう。
すべての画像を見る(全3枚)疲れを感じたときの養生ポイント…「気」を補う
暑くて汗をかきすぎると、汗とともに「気」が体外に漏れ出してエネルギー不足になり、夏バテを引き起こします。また、冷たいもののとりすぎなどで胃腸が弱ると、食べ物からのエネルギーが得られなくなり、ますます疲れやすくなります。
そこで、「気」を補う食べ物を食べたり、疲れたら休んだりして、ゆったり過ごすようにしましょう。
●気が不足しているタイプの特徴
・とにかく疲れやすい
・なんとなくやる気が出ない
・汗がジワジワと出て止まらない
・弱々しいため息がもれ出る
・胃腸の不調
1つでも当てはまる人は以下の養生を心がけて。
無理をしないための4つのポイント
残暑のエネルギー不足のケアは“無理をしない”ことがポイントです。
●1:周りに気をつかいすぎない
周囲の人に気をつかいすぎたり、あれこれ考えすぎたりすると、「気」を消耗してしまい、疲れにつながります。自分に優しく、なにごともきっちりしようと思いすぎずに、ゆったりと過ごしましょう。
●2:長風呂は要注意
入浴にはストレス解消やリラックスの効果がありますが、「気」が不足しているときの長風呂はNG。汗をかきすぎると「気」も一緒に流れてしまうので、短めにきり上げるのがおすすめです。
●3:疲れたら昼寝をする
疲れを感じたときは、無理して元気を出そうと運動したり、がんばって仕事や家事を続けたりするより、ちょっとひと休みを。15~30分程度の昼寝をして疲れを癒やし、「気」を補いましょう。
●4:「補気」食材を積極的にとる
「気」を補う食材を食べて、エネルギーをチャージ。代表格はお米なので、ご飯をしっかり食べましょう。また、イモ類や豆類、カボチャなど、“ほくほく系”は「補気」食材と覚えましょう。
舌を見れば不眠かわかる?
中医学には舌を見て体調を判断する「舌診(ぜっしん)」という方法が。不眠に悩む人は、舌先が赤くなっていることが多く、これは「心」に熱がたまっている状態を表します。


