近年、各地で発生している大雨災害。2024年に注文住宅を建てたESSEonline住まいライターは、敷地が道路より低く、インナーガレージへの雨水の流入が心配だったため、外構工事で排水対策を実施しました。その後、激しい大雨を経験したものの、冠水せずにすんだそう。取り入れてよかった工夫を紹介します。

ESSEonline住まいライター「道路より低い敷地の「雨水対策」。約28mの排水路をつくって大雨の日に実感した効果」 “コンクリートの下にネトロンパイプを埋設”写真 
コンクリートの下にネトロンパイプを埋設
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道路より敷地が低いわが家が雨水対策を考えた理由

ESSEonline住まいライター「道路より低い敷地の「雨水対策」。約28mの排水路をつくって大雨の日に実感した効果」 “住宅周りの高低差”写真 
住宅まわりの高低差

わが家は夫と3人の子どもの5人暮らしです。2024年に建てた注文住宅では、外構の雨水対策が課題でした。

道路よりも敷地が低く、建物も低い位置にあるうえ、インナーガレージは敷地と同じ高さ。土間コンクリートを打設すると、雨水がガレージ側に流れ込む恐れがありました。

外構工事が始まり、業者が地面を掘削したところ、地中に水がたまっていることも気になったと伝えられました。

しかし、雨水対策のため、スリット部分を砕石(天然の岩石を細かく砕いた建築資材)に変更。結果的に、当初の予定よりも少し予算を抑えられました。

当初の外構プランからの変更が少なく、比較的低予算で施工できることから、業者に提案されたこの2つの対策を採用することにしました。

インナーガレージの雨水対策2つ

ESSEonline住まいライター「道路より低い敷地の「雨水対策」。約28mの排水路をつくって大雨の日に実感した効果」 “ガレージ手前の砕石部分”写真 
ガレージ手前の砕石部分

わが家では、ガレージの手前に砕石部分を設けることに加え、玄関前から北西方向に向かって約16mのネトロンパイプを埋設しました。

●1:砕石部分を深くして水が浸透しやすくした

当初、ガレージ前のコンクリートに設けるスリット(目地)には、デザイン的に好みだったピンコロ石(約9cm角のサイコロ状にカットされた天然石)を入れる予定でした。

しかし、雨水対策を行うことになったため、スリット部分を砕石(天然の岩石を人工的に小さく砕いた加工した建築用資材)に変更。結果的に、当初の予定よりも少し予算を抑えられました。

●2:ネトロンパイプを埋設して排水路を設けた

ESSEonline住まいライター「道路より低い敷地の「雨水対策」。約28mの排水路をつくって大雨の日に実感した効果」 “外構全体のパース”写真 
外構全体のパース

外構工事の際、隣の家もちょうど排水工事をしていました。その様子を見て、わが家だけでなく、敷地一帯が水の溜まりやすい場所なのかもしれないと感じたのです。

砕石部分を深く掘って水が浸透しやすくするだけでは不安が残ったため、雨水の流れ道も確保しておきたいと考え、「ネトロンパイプ」の埋設も取り入れることにしました。

ネトロンパイプは、樹脂製の網目状のパイプです。地中に埋設することで、周囲の水を集め、排水先へ流す役割があります。わが家では、玄関前から北西方向へ約16mにわたって埋設しました。

タイルデッキ側にも約12mの排水路を設けた

ESSEonline住まいライター「道路より低い敷地の「雨水対策」。約28mの排水路をつくって大雨の日に実感した効果」 “タイルデッキ側の排水対策”写真 
タイルデッキ側の排水対策

タイルデッキも敷地内で低い位置にあり、雨水がたまることが心配でした。そこで、玄関やインナーガレージ側とは別に排水対策が必要と考え、タイルデッキ側にもネトロンパイプを埋設することに。

玄関前に加えて、タイルデッキ側には約12mの排水路を設置。合計約28mにわたり、敷地内の雨水を雨水管に排水するためのルートを確保しました。