水族館の人気者・サメにハマる人が続出しています。ここではサメ好き絵本作家・こたさんと、国内有数のサメ展示を誇る水族館「アクアワールド・大洗」のレジェンド飼育員・徳永幸太郎さんが対談。この夏タッグを組んだ書籍『サメくらべ図鑑』でのこだわりポイントや、それぞれのお気に入りページ、そして今後挑戦したいことまでじっくり伺います。
すべての画像を見る(全9枚)サメの「卵・模様・目」など細かいパーツにこだわった
この夏上梓した『サメくらべ図鑑』は、こたさんが初めて「サメ」をテーマにした作品。「やっと念願のサメの図鑑が出せる!」と考え、ほかのサメ本とは少し違うテイストを目指したそう。
こたさん(以下、こた):幼い頃から大のサメ好きだったので念願がかないました。サメの本は世の中にたくさんありますが、差別化するなら「種類の多さ」を前面に出そうと思いました。情報がつまったページが好きなので、その「密度感」をこの本でも大切にしました。表紙からサメの絵をびっしり入れて、中のページでも尾ビレだけ、目だけのページなど、部位や特徴を見比べられる構成にしています。
――徳永さんは監修として関わられましたが、とくに印象に残ったページはありますか。
徳永幸太郎さん(以下、徳永):サメの卵のイラストが並んだページがとてもよかったです。図鑑に卵の説明まで載せるページはなかなかないので新鮮でした。形もさまざまで、透明な卵を持つ種も知ることができてよいページだと思いました。
こた:ありがとうございます! 自分もすごく気に入っています。卵以外だと、サメの模様のページがお気に入りです。四角く切り取ったサメの模様だけを並べたのですが、枠の中でサメを表現できたのがおもしろかったですね。
――今回の本をつくってみて、改めて気づいたことや意外な発見はありましたか。
こた:未知なことが多いサメには常に新しい発見があって、僕が幼かった頃にはわからなかったことが解明されている。サメ好き少年だった自分と、大人になって改めてサメと向き合った自分が、この本でつながった感じがします。
好きすぎて「夢の中でサメが生まれます…」
おふたりはサメが好きすぎて、日常生活でちょっとした困りごともあるそう。
徳永:サメのことをずっと考えていると、夢に出てきてしまいます。「明日サメが生まれていたらいいな」と思いながら眠ると、夢のなかでサメが生まれるんです。でも次の日行ってみると、やっぱり生まれていない。それが繰り返されると寝不足気味になってしまって…(笑)。
こた:僕は周りを困らせているかもしれません。家族と水族館に行くと、僕はサメの水槽の前からどうしても動けなくて。母は先へ進みたがっているのに、生き物好きの父も両生類の前で動けなくなっている(笑)。なかなか水族館の中を移動できないんです。






