実家の片付けはなにから手をつければいいかわからないもの。今回は片付けアドバイザーの石阪京子先生から、実家の片付けで大切な4つのポイントを教えてもらいました。あわせて、スムーズに片付けを進める方法も紹介します。

整理整頓されたリビングのイラスト
片付けアドバイザーおすすめの実家片付け4ステップを紹介!
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1:事前に片付けのことを共有しておく

高齢男性に電話をかける女性のイラスト

帰省時に、いきなり片付けを始めるのはNG。親も驚いて構えてしまいます。

「“安全に暮らせるように、片付けたらいいと思うんだけど”など、LINEや電話で話しておくとスムーズ。周囲の人の体験談などを引き合いに出すとうまくいきます。事前に話しておくことで、親も心の準備ができるはずです」(石阪さん、以下同)

2:キレイな家より、安心・安全を目標にする

自分の家の片付けとは違い、実家の片付けの場合は、見た目のきれいさよりケガをしない家をつくることがゴールになります。

●「骨折・転倒」は要介護になる原因の第3位

要介護になる原因の第1位~第3位
出典:2022年 国民生活基礎調査の「介護の状況」(厚生労働省)

生活動線を安全に確保し、よく使うものは危なげなく取れる場所へ。

「1階をメインに過ごせるようにするなど、今後を考えて部屋割りや家具を一度見直すのもおすすめです」

●石阪さんの実家のビフォーアフター

布団が敷かれものが散乱している和室と、整理整頓されベッドが置かれた和室の写真

万年床だと布団につまずく危険が。布団の上げ下ろしで転倒することもあるので、ベッドに変更。片付いていれば将来介護士にも入ってもらいやすく、自宅で長く過ごせる可能性がアップ。

「元気なうちに片付ければ、自宅で長く過ごせるんです」

3:短期集中なら3日、じっくりなら半年~1年かけて目標に近づける

キッチンで調理器具や食器を片づけている高齢男性と女性のイラスト

可能なら、3日間集中して片付けるとモチベーションが続きます。

「時間をかけて少しずつという場合は、半年~1年を目安に。親が『いる/いらない』の判断をし、子どもが動いて片付けましょう。迷うものは使っていない部屋などに移動させても。毎日使うキッチンの使いやすさがアップすると、親も片付けのメリットを実感するはず」

●実家片付けのスムーズな手順

1:実家に残っている自分のものを処分
子ども時代の学用品や独立前に使っていたものが残っていたら、まずはそれを処分。スペースがあけば、ものの一時保管場所に。

2:キッチンを整理して使いやすくする
要・不要の判断が容易なものが多いキッチンから始めて、弾みをつけましょう。使っているものだけを選んで残し、使いやすい場所に収納。

3:寝室を片付けて安全を確保
生活動線上につまずきやすいものがないよう、すっきりさせて。高齢者は布団よりベッドが安心。車椅子になっても移動が容易に。

4:リビング、その他を片付ける
最後にリビングやその他を片付けます。普段あまり使っていない部屋は転倒のリスクさえ減らせれば、完璧に片付けなくてもOK。