雨の日やじめじめした日になかなか乾かない洗濯物、生乾き臭…。今回は洗濯のプロ・平島利恵さんに、そんな部屋干しのお悩みを解決するコツからイヤなにおいを防ぐひと手間まで、今日からすぐ試せるテクニックを教えてもらいました。あわせて、靴やバスタオルの洗濯に便利なアイテムも紹介します。
すべての画像を見る(全7枚)洗い方:汚れをしっかり落とし雑菌を減らす
洗濯で汚れをしっかり落とし雑菌を減らすことが、イヤなにおいを防ぐ第一関門。しっかり抑えましょう。
●洗剤は中性よりアルカリ性を選ぶ
中性洗剤よりアルカリ性洗剤の方が洗浄力は高め。
「“消臭”などのうたい文句が書かれている中性洗剤もあるので成分をしっかり確認を。さらに液体より粉末の方が洗浄力はアップ」(平島さん、以下同)
●おまかせコースは使わない!設定は「洗い10分・すすぎ2回・脱水6分」に
汚れをしっかり落とすには洗い10分、すすぎ2回が最適解。
「より確実に落とすならすすぎは3回でも。脱水は長いほど乾きやすいですが、衣類が傷むので6分で十分です」
●洗濯する量の目安は「ドラム式5割・縦型7割」
雨の日や湿気の多い時季、洗濯機に入れる洗濯物の量は縦型7割、そもそも少ない水量で洗うドラム式は5割を目安に。
「衣類がちゃんと回転できる隙間がないと、汚れは落ちません。つめ込みすぎは厳禁」
●濡れた洗濯物は分けて雑菌移りをセーブ
濡れた洗濯物は雑菌の温床で、洗濯機を回す直前までほかの洗濯物とは別保管が鉄則。「スペースがあればハンガーなどで乾かしながらの保管が理想。専用カゴをつくるのもおすすめ」
●縦型洗濯機なら汚れた衣類は下(先)に入れる
縦型はパルセーター(水流を生み出す装置)が底にあり、汚れが気になる衣類は先に入れると、強い水流で効率よく汚れを落とせるそう。
「デリケートな下着類はネットに入れて上に」
●柔軟剤は少量のみに!
柔軟剤の常用は生地にコーティングを重ねることに。
「汚れも落ちにくくなるので、においのもとを断つには逆効果。香りでごまかすのはやめ、使うなら規定量かそれ以下に」
衣類のにおいを断つには洗濯機の雑菌を減らすことも大切。月1回は洗濯槽クリーナーで洗浄するのがおすすめ。
「洗濯槽は月1回を目安に掃除してにおいのもとを断ちましょう」
●注意:汗や部屋干し臭がしみついたら洗濯前につけおきを!
蓄積汚れは通常の洗濯で落ちないことも。2Lのお湯にアルカリ性の粉末洗剤20gを入れ、1時間つけおきしてから洗ってみて。
干し方:5時間以内に乾かすことがカギ
洗濯物は5時間以内に乾かさないとにおいが発生! いかに早く乾かすかが勝負です。
●エアコンの設定は送風の「強」にする
室内ではエアコンの風が直撃する場所に干し、風量設定は「強」に。
「冷房でもOKですが、たくさん風が当たるほど早く乾くので、より風量が強く電気代も安い送風がおすすめ」
●乾きにくいパンツは裏返し!ピンチを使って広げます
衣類は重なる部分を減らして干すのが早く乾かすコツ。
「パンツはポケット部分が外に出るよう裏返し、パーカーはフードを持ち上げて広げ、ピンチで留めて干してください」
●サーキュレーターをエアコンと一緒に使い、風を循環させる
エアコンと併せて扇風機かサーキュレーターを使用すると、さらに時短。
「洗濯物を真ん中に、エアコンの反対側に配置すると、空気が循環してより乾きやすくなります」
●風が通る隙間は確保!拳1個分はあけて干す
室内干しが乾きにくい要因のひとつは、隙間なく干していること。
「拳1個分はあけて風の通り道をつくって。ピンチハンガーはひとつおきに干すとグッと早く乾きます」
●窓際に干すのはやめて部屋の真ん中か浴室に
窓際は空気が滞留している場所なのでNG。
「物干しポールなどを使いエアコンの風が当たりやすい部屋の真ん中で干すか、浴室の換気機能を使って干すのが理想的です」
換気口の反対側からサーキュレーターを当て、風の通り道をつくると早く乾き浴室乾燥機を使うより節電に。
「浴室は『換気』機能とサーキュレーターで電気代も抑えて早く乾きます」
●注意:放置は厳禁!洗濯機で洗う・即干すを徹底!
洗濯後とはいえ、濡れた衣類は放置するとすぐに雑菌が繁殖。洗濯機が終了したら即取り出して干す習慣をつけましょう。



