年を重ねるにつれて、今まで当たり前だったことが負担に感じられたり、気になったりする人も多いのでは? 整理収納アドバイザーの新田由香さん(60代)は、今年からひとり暮らしを始めたのをきっかけに、身の回りのものを手放したらぐんと快適になったそう。新田さんが実感する「手放してよかったもの」についてつづります。

スカンツ
60代ひとり暮らし、「お気に入りの服」を手放した理由
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1:階段で転びそうになる服

61歳でひとり暮らしになり、とにかく「ケガと病気だけはしないように」と気をつけるように。

ところが階段を下りるとき、ボトムスの広がった右裾に左足が引っかかり、落ちそうになったことが3度もありました。

1回目で「危ないから気をつけなくちゃ!」と思っていたのですが、つい忘れてしまうんですよね。2回目も「危ない! 気をつけないと!」と思うだけ。そして3回目は、手にものを持っていて、本当に危険な状態でした。

短期間に3度も同じことが起こり、「これは階段から落ちてケガをするもとになる!」と痛感。じつは私の母も過去に家の中で転んで骨折し、手術やリハビリなど本当に大変な思いをしました。

だからこそ、私自身はケガをしないよう、危険なことやものは手放しておきたいと強く思い、そのボトムスはまだはける状態でしたが、「ケガをしてからでは遅い!」と思いきって手放すことに。

2:気分が上がらない「二軍落ち」の服

服

年齢を重ねるとともに、今まで似合っていた服が似合わなくなったり、着てもなんとなく気分が上がらなかったりすることが増えてきます。

以前は家にいるとき「二軍落ちの服」を着るようにしていましたが、そんな服を着ている日は、自分の気分までどんよりしてしまうことに気づきました。

ふと鏡に映る自分も、なんだか冴えない。どこかに出かけるわけではなくても、ウキウキして家にいるのと「なんだかなぁ」と思いながら過ごすのとでは、家事や掃除へのやる気がまったく違ってくるのです。

それに、洋服って「なんか違うな」と思うと、そもそも手に取る頻度が減りますよね。結局いつも気に入った服ばかり着ているなら、「服はたくさんもっていなくていいのかも」と思うように。

そこで、何度も手に取るけれど結局着ない服や、気分が上がらない服は、たとえ部屋着であっても潔く手放すことに。おかげでクローゼットがすっきり軽く整理され、毎朝着る服に悩むこともなくなりました。