心身の健康には、脳の働きが密接に関わっています。脳神経科学・神経生理学を専門とするお茶の水女子大学助教・毛内拡さんによると、免疫力を保ち、睡眠や適度な運動を心がけることが、脳の健康を守ることにつながるそうです。今回は、脳科学の視点で見直した「体によい習慣」を10個教えてもらいました。
※ この記事は『自分をつくる脳の仕組み』(オレンジページ刊)に掲載された内容を一部抜粋・再編集して作成しています
すべての画像を見る(全2枚)歯磨きをすると脳が健康になる?
ここで紹介する10の「新習慣」は、昔から「体によい」といわれてきたものを、最新の脳科学の視点で見直したものです。現代の生活スタイルに合わせて今日から少しずつとり入れてみましょう。
●1:朝日を浴びる
まずは、朝起きてすぐに日光を浴びると、体内時計がリセットされ、睡眠リズムが整います。脳が自然に目覚め、気分も前向きになることが科学的に示されています。
●2:就寝1時間前にスマホをやめる
スマホの画面の光は、脳を刺激して眠りを浅くします。寝る1時間前からデジタル機器を使わないことで、深く質のよい睡眠をとることができます。
●3:青魚やナッツを食べる
青魚やクルミ、アーモンドなどに含まれるDHAやEPAといったオメガー3脂肪酸は、脳細胞の膜をやわらかくして、脳内の情報伝達をスムーズにします。昔ながらの食材が、脳の健康に欠かせない栄養素として注目されています。
●4:毎日15分軽い運動をする
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を毎日15分ほど行うことで、脳内のドーパミンやセロトニンの分泌を適切に促し、脳内物質のバランスを整えます。世界保健機関(WHO)も週150分程度(1日あたり約15~20分)の軽い運動を推奨しています。
●5:ゆっくりと深呼吸をして脳をリセットする
ストレスや不安を感じたら、ゆっくりと深呼吸をしましょう。深呼吸は自律神経を整え、脳を落ち着かせる効果があります。
●6:毎日の歯みがきで脳を守る
毎日の歯みがきは歯周病を予防しますが、じつは脳を炎症から守ることにもつながります。口腔内の健康が脳の健康に直結することが最近の研究で明らかになっています。
