3:「怒り」や「嫉妬」にエネルギーを使う

60代になって、自然と怒らなくなりました。ひとり暮らしだと、人との接触回数が減るからかもしれませんが、それでも人に対して「なんやねん」って思うことは正直あります。けれど「怒ってもしゃーない」と思えるようになったんです。

怒りは、自分のエネルギーを奪います。しかも、自分だって完璧じゃないし、思い違いもするし、誤解もする。そのため、「まあいいか」と流せることは流す、大ごとにしない、人間関係においては、「来る者選んで去る者追わず」がモットー。

人に対する期待を手放すことができれば、怒りや嫉妬などという心の乱れをコントロールできるようになる、と実感しています。

また、SNSで他人の暮らしを見て、心がざわつくのであれば、見ないのがいちばんかと思います。ためしに1週間ほどアプリをアンインストールしてみると、自分の人生になんら必要ないことに気づくことも。

心が整う「家での過ごし方」

家で過ごす時間は、お気に入りの映画やドラマをBGMのように流しています。

料理をつくっているときや、ごはんを食べているときなどは、1日の疲れが出る時間帯です。そんなときは、『マイ・インターン』や『プラダを着た悪魔』など、前向きな気持ちや自分を肯定する気持ちにさせてくれる映画を好んで、ながら聴きしています。

『初恋』や『恋愛適齢期』のような、心が静かに動く映画作品は、ソファにもたれかかりながらブログを書いているときの、BGM代わりに。「小さなときめきを、文章を書くときにそばに置いておきたいから」と言うと、かっこよすぎてしまいますが、たしかにその方が調子がいいように感じます。

●60代からのごきげんは、おだやかに「整える」

20代は子育てに追われ、40代はキャリアを模索し、50代は「自分らしさ」を探して走ってきました。ここまでがんばってきたからこそ、60代は、盛り上げるのではなく、整えることで機嫌よく過ごせると考えています。

たすより減らす。がんばるより、余白を残しておく。乱れる前に整えておく。ちょっとメンタルが落ちているときは、公園を散歩するか、お気に入りのカフェに行ってぼーっとするか。移動して気分を変えることが、すぐにできる私にとっての対処法です。