少しずつ暖かくなり、店先にもみずみずしい春野菜が並び始めるようになりました。今回は京都在住の料理研究家・大原千鶴さんに、旬の春野菜を使って、少ない材料で簡単においしく味わえるレシピを教えてもらいました。シャキッとした歯ざわりの春キャベツで巻く「春キャベツのサムギョプサル」。ぜひ試してみてください。

黒い皿に盛られたサムギョプサル
シンプルだからこそ引き立つ素材の味。旨味を引き出すコツとは?
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年に一度の「旬の味」。春野菜を上手に扱うコツ

野菜が入ったかごをもつ着物の女性

三寒四温、少しずつ温かくなるにつれて、青果店の店先には春の野菜が並び始めます。春キャベツに新タマネギ、タケノコ、青豆…、この時季にしか出合えない野菜たちを目にすると「あ、今年も春がきたなぁ」と、気分もポカポカ、ウキウキしてきます。

春野菜の醍醐味(だいごみ)は、なんといってもやわらかくてみずみずしいこと。それを意識して調理するのがコツです。香りや歯ごたえを残してフレッシュに仕上げるか、くたくたに火をとおしてうま味を存分に味わうか。野菜によって、もしくは合わせる食材や好みによって、でき上がりをイメージしておくといいですよ。

また、春野菜は水分が多いからこそ傷みやすいので注意が必要です。乾燥しないよう袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存を。早めに、おいしいうちに食べきりましょう。

みそダレで味わう「春キャベツのサムギョプサル」

 数枚ずつゆでる春キャベツ

3~5月頃に出回る春キャベツ。冬キャベツに比べると、巻きがふんわりとしていて軸までやわらかく、食べやすいのが特徴。

葉は大きいまま、さっとゆでて甘味を引き出します。一度にたくさん入れると湯の温度が下がるので、数枚ずつゆでて。

「春のサムギョプサルはシャキッとした歯ざわりのゆでキャベツで巻いて。あったかいお豆腐があるとお肉だけより飽きないんです」(大原さん)

●春キャベツのサムギョプサル

【材料(4人分)】

  • 春キャベツの葉 約8枚(400g)
  • 豚バラかたまり肉 400g
  • みそダレ[みそ、すりゴマ(白)各大さじ1 ゴマ油大さじ1/2 水少し]
  • カラーピーマン、エゴマの葉(あれば)、キムチ、ユズコショウ(あれば)  各適量
  • 塩 小さじ1/3
  • 豆腐(木綿) 1/2丁(180g)

●つくり方

(1) みそダレの材料を混ぜ合わせる。ピーマンは半分に切ってヘタと種を除き、細切りにする。

(2) 鍋またはフライパンに湯を沸かし、キャベツの葉を2~3枚ずつゆでてザルに上げる。粗熱がとれたら、まな板の上に1枚ずつ広げ、芯のかたい部分を包丁の腹で押しつぶし、食べやすい大きさに切る。

(3) 豚肉は1cm厚さに切って塩をまぶし、10分ほどおく。フライパンに並べ入れて中火にかけ、両面をこんがりと焼く。ペーパータオルの上に取り出して脂をきる。

(4) 豆腐は食べる直前に8等分に切る。耐熱皿にのせてラップをかけずに電子レ
ンジ(600W)で1分加熱する。

(5) 器に(2)、(3)、(4)と(1)のピーマン、エゴマの葉を盛り合わせて(1)のみそダレとキムチ、ユズコショウを添える。キッチンバサミで豚肉を切り、ご飯適量(分量外)や、好みのつけ合わせとみそダレなどをキャベツにのせ、巻いていただく。

[1人分456kcal]

※ ​掲載するレシピは、一般的な調理道具で調理することを想定しています。特別な道具を使用する場合は、商品の使用説明書に従ってください

※ 電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。また、必ず専用の耐熱容器を使用してください

※ 電子レンジで加熱をするときに、突然沸騰する(=突沸現象)可能性があり、やけどの恐れがありますので十分ご注意ください。液体やとろみのあるものは加熱時間を控えめにし、加熱しすぎた場合は時間をおいてから取り出してください

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